すがたをかえる大豆の4時間目の授業です。
なかの部分を読み取りました。
授業を通して語彙を増やす
なかの部分には、大豆がすがたをかえる具体例が書かれています。最初の授業で、子供たちが見つけた5つの工夫です。この工夫について、細かく読んでいきました。ポイントは、2つ。
それは、どんな工夫か工夫によって、大豆がどんなすがたにかわるのかです。段落ごとに、この2つを読み取りました。
- 炒ったり、煮たりして柔らかくする工夫→豆まきの豆・煮豆
- 粉に挽いて食べる工夫→きな粉
- 大切な栄養だけを取り出して、違う食品にする工夫→豆腐
ここを押さえることは、読解として大切なポイントです。工夫と変身を繋げる。工夫によって大豆がどのように変わるのかを捉えていく。これが、理解できていないと読めたことになりません。
そして、説明文では語彙を増やす機会に溢れているのです。子供たちにとって、普段使うことがない言葉が説明文にはたくさん出てきます。
ここでは、炒ると挽くという言葉が出てきました。文章を通して、意味を理解して、語彙を増やすことをどの授業でも意識しています。
「炒ると挽くの意味が分からない人?」
分からない事を意思表示する事をさせます。
分からないことは、恥ずかしいことではない。うちのクラスでは、分からないことは分からないと言うようにしています。
クラスの半数以上が手を挙げています。
今度は、知っている人を確認します。
「意味が分かる人、教えてくれる?」
これまた、意思表示をしてもらい発表させます。この時手を挙げた子供には、全員発表してもらう。自分の言葉で、説明する。これが大事です。知ってるけど、説明できない。知ってるけど、人によって微妙にニュアンスが違う。そういうことを経験して欲しいからです。
最後には、辞書で意味を確認する。ここまで行います。
今回は、材料と原料の違い丁度触れることができる話題だったので、取り上げました。
メインとサブ
今回の授業の主題は、なかの部分に書かれている食べる工夫を読み取るです。それをより正確に読み取るために、出てきた言葉の意味を捉える必要もありました。語彙を増やすことは、国語に限ったことではありません。小学校の場合、担任による授業が圧倒的に多いわけです。
読書習慣や言語活動の充実は、どの教科でも行うことが可能です。そこに意識を置いた授業づくりが大切だなと、この授業を行なって感じました。
今日も読んでいただきましてありがとうございました。