「どうぶつ園のじゅうい」の授業実践第2弾です。
ここからは、段落ごとに詳しく読んでいきます。
説明文の最初に書かれていること
読む単元は、とにかく目的を持って読むことが大切です。低学年における説明文では、時系列や順序に沿って内容を捉えることと重要な言葉や文を選び出すことが内容として学習指導要領に示されています。だから、筆者の考えが書かれている文章を扱うことは、まだあまり無いのです。
まず、おさえることは、テーマ(話題)です。説明文においては、はじめの部分に「この文章は、この事について書きます」というようにテーマが宣言されています。なぜ、最初にテーマを宣言するのか。子供たちに問うことで、様々な考えが出てきます。考えの中に、読む人が分かりやすくなる。こう言った意見が出ると、いいですよね。初めに、話題を伝えることで読み手は、読みやすくなる。これは、話す時も同じだよ。こう伝えると、話す時にも応用できると子供たちは思うものです。「どうぶつ園のじゅうい」では、1段落に動物園の獣医さんの仕事を筆者が定義づけています。
動物たちが元気に暮らせるようにすること
故に、この後に獣医さんが行うことは、全て動物たちが元気に暮らせるようにする行為なわけです。
朝行う仕事
1日の始めに行うことは、動物園の見回りです。
見回りを行う理由が2つ書かれています。これを見つけさせる。そして、それを行う理由を見つける。
動物たちに安心してもらい、変化に気付くための日々の仕事が、見回りであることを理解させました。
獣医さんの仕事に対して
授業の振り返りとして、見回ることについてどう思ったかということを理由を添えて書かせました。ここでは、語彙を増やす工夫をしています。それは、制限をかけないと、すごいと書く子供が多数いるからです。すごいを分解する。そのために、教科書の巻末にある「言葉の宝箱」を活用します。
すごいを別の言葉で言い換えよう
そう言うと、子供たちは、言葉を探します。びっくりした、驚いた、大変だ・・・。少しでも別の言葉が出てくると、褒めます。「すごいって」
僕は、獣医さんの朝の仕事を知って、大変だと思いました。何故なら、沢山の動物の様子を見ていかないといけないからです。
自分の感想をためていく。これが、単元末の活動に活きてきます。それについては、今後書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。