モチモチの木、2場面「やい、木ぃ」の授業です。この授業は、研究授業に位置付けていたので、45分間撮影をしました。授業の録画は、久しぶりのことです。子供たちにも、ビデオを撮っていることを伝えていざスタートです。
昼と夜を比較する
まず、モチモチの木についての詳しい説明から場面が始まります。茶色い実を落とすこと。その実を拾い集めて、木臼と石臼で擦り潰して粉にして蒸して食べられることなど、木について記述がされています。
この場面では、その木に対して豆太は、どう思っているのかを捉えることが大切です。
昼と夜それぞれ、豆太はモチモチの木のことをどうおもっているのだろう?
これが、僕が聞いたことです。
「昼間は、大丈夫だけど、夜はこわい。」
こう言った考えが出てきました。そこで大事にしているのは、文章ではどう表現されているのかを確認させることです。なぜなら、作者は、その気持ちを情景描写で伝えているからです。
そこには、自分が普段あまり使わないような言葉がある場合もあります。そんな言葉に出会ったら、ラッキー!自分に言葉に加えてしまうのです。地道なことかもしれませんが、授業を通して語彙を増やす1つの方法です。
どんな音?
共感マップでは、「聞く」という要素を書き込む箇所があります。登場人物が、どんなことを聞いているのかを書くのです。他の人物のセリフだったり、物音などです。
クラスの女の子が、「実が落ちる音!」と発表してくれました。
それって、どんな音?
女の子は、初めは分からないと言っていましたが、「後でもう一度聞くから、考えてみて」と伝えると、分からないと独り言を言いながらも、頭を巡らせて一生懸命考えていました。さらに、消しゴムを持って、床に落としてみていました。この姿を見た時に、これが考えるってことなんだなと思いました。
そして、「ポトッ。」という音と最終的に発表してくれました。
まとめ
一生懸命考えられるような発問。
改めて、発問の大事さを考えさせられました。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。