眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

モチモチの木その3 令和2年度版

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モチモチの木、2場面「やい、木ぃ」の授業です。この授業は、研究授業に位置付けていたので、45分間撮影をしました。授業の録画は、久しぶりのことです。子供たちにも、ビデオを撮っていることを伝えていざスタートです。

 

昼と夜を比較する

まず、モチモチの木についての詳しい説明から場面が始まります。茶色い実を落とすこと。その実を拾い集めて、木臼と石臼で擦り潰して粉にして蒸して食べられることなど、木について記述がされています。

 

この場面では、その木に対して豆太は、どう思っているのかを捉えることが大切です。

 

昼と夜それぞれ、豆太はモチモチの木のことをどうおもっているのだろう?

 

これが、僕が聞いたことです。

「昼間は、大丈夫だけど、夜はこわい。」

こう言った考えが出てきました。そこで大事にしているのは、文章ではどう表現されているのかを確認させることです。なぜなら、作者は、その気持ちを情景描写で伝えているからです。

 

そこには、自分が普段あまり使わないような言葉がある場合もあります。そんな言葉に出会ったら、ラッキー!自分に言葉に加えてしまうのです。地道なことかもしれませんが、授業を通して語彙を増やす1つの方法です。

 

どんな音?

共感マップでは、「聞く」という要素を書き込む箇所があります。登場人物が、どんなことを聞いているのかを書くのです。他の人物のセリフだったり、物音などです。

 

クラスの女の子が、「実が落ちる音!」と発表してくれました。

 

それって、どんな音?

 

女の子は、初めは分からないと言っていましたが、「後でもう一度聞くから、考えてみて」と伝えると、分からないと独り言を言いながらも、頭を巡らせて一生懸命考えていました。さらに、消しゴムを持って、床に落としてみていました。この姿を見た時に、これが考えるってことなんだなと思いました。

そして、「ポトッ。」という音と最終的に発表してくれました。

 

まとめ

一生懸命考えられるような発問。

改めて、発問の大事さを考えさせられました。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。