夢は大海原を越える-いざ出航!-
「俺には夢がある 両手じゃ抱えきれない
俺には夢がある ドキドキするような
家から遠く離れても なんとかやっていける
暗い夜に一人でも 夢見心地でいるよ」
(作詞・作曲:真島 昌利 THE BLUE HEARTSの「夢」からの引用)
この文集には、第二十一期生103人の夢が詰まっています。具体的にイメージした夢は、実現する可能性が高まる。そのために、この一年間、「自分の夢」について考えてきました。
夢を100個書いた夢リスト、それを一枚の画用紙で表現した宝地図。そして、その集大成が、この卒業文集です。一人ひとりが、大きな夢を描き、それに向けた具体的な行動をしっかりと考えて、書いています。夢を叶える秘訣の中で大切なことは、諦めずに続けること。諦めるかどうかは、自分で決めることですよね。こんなにも具体的に夢をイメージしてきたのだから、君たちはそれを実現していく勇気を持っている。先生たちは、そう信じています。
ただ、一生懸命すれば、するほど「これでいいのかな?」と不安は増していく。この不安が生まれることは、悪いことではありません。いい方向に進んでいるサインなのです。勿論、悩むことがこれから起こります。そんな時には、少し立ち止まって考えてみましょう。
「歩」という文字。「止」と「少」を組み合わせた漢字です。少し止まっても、歩いていることだと考えられますよね。立ち止まっているように思える時でも、自分の夢について真剣に考える、そこから新しい道が生まれてくるはずです。少しずつの小さな努力が実を結ぶことになります。
今日、君たちは朝日塾小学校を卒業します。小学校生活は、明日から過去になるわけです。過去を大切にすることは、悪いことではありません。
ただ、過去にばかり頼っているのではなく、ここから始まる新しい未来を切り開いていくことは、もっと大切なことなのです。
2020年、もう一度この文集を読んでみて欲しい。103人の夢が詰まったこの文集には、大きな力があります。そして何よりも、自分がこれから目指すべき道の原点がこの文集に書かれていますよ。
夢という大海原へいざ出航です。自分の力と可能性を信じて、目一杯やっていこう!先生たちは、君たちの頑張る姿をずっと応援していますよ。