ちいちゃんのかげおくりも終盤です。
場面ごとの読むが終わり、学習のまとめとなりました。このお話のまとめとして、感想文を書くことにしました。この授業は、感想を書くための材料集め、いわゆる取材にあたるものです。
映像で確認する
物語を読む中で、戦時中が大変なんだ。
この感覚は、伝えてきました。
しかし、言葉よりも映像が伝わる。
そこで、Eテレで放送されている「歴史にドキリ」を活用しました。第38回の「戦争そして戦後」を視聴して、戦争の様子。そして、戦後の復興の様子を確認しました。
正に、百聞は一見にしかずです。
子供たちの食いつきが違いました。
○○なちいちゃん
次の活動は、もう一度物語を振り返ることです。そこで、本文を読んで、場面ごとに「○○なちいちゃん」というタイトルをつけました。
タイトルを考えることで、内容を要約させることが目的です。
5場面との比較
1から4場面が、ちいちゃんのお話。
最後の5場面が、戦後のお話。
1から4場面だけなら、戦時下の悲しいお話で終わってしまう。
そこで終わるのではなく、5場面が描かれている意味は何だろう。前時では、それに対する考えを持たせていました。
この授業は、そこを戦わせました。多く出た意見はこちらです。
ちいちゃんが亡くなって悲しいことを伝えたい。
僕は、言います。
それなら、4場面で終わったらいいんじゃない?どうして、5場面を書いているの??
考える子供たち。
すると、女の子が言いました。
戦争は、良くないこと。多くの人が、死んでしまう。だから、ない方がいい。
5場面の平和な時代と比べることで、作者はこのことを伝えたかったんだろう。そういう考えに落ち着きました。
まとめ
感想を書くためには、作者の想いを読み取ることが必要です。特に物語文の場合。
そこを理解した。そして、自分が心が動いた場面を選ぶ。これで、感想文を書くための取材は、できました。次は、構成を行い、文章にしていく授業です。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。