眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

ちいちゃんのかげおくり⑥作者の伝えたかったことは・・・

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ちいちゃんのかげおくりも終盤です。

場面ごとの読むが終わり、学習のまとめとなりました。このお話のまとめとして、感想文を書くことにしました。この授業は、感想を書くための材料集め、いわゆる取材にあたるものです。

映像で確認する

物語を読む中で、戦時中が大変なんだ。

この感覚は、伝えてきました。

しかし、言葉よりも映像が伝わる。

そこで、Eテレで放送されている「歴史にドキリ」を活用しました。第38回の「戦争そして戦後」を視聴して、戦争の様子。そして、戦後の復興の様子を確認しました。

正に、百聞は一見にしかずです。

子供たちの食いつきが違いました。

 

○○なちいちゃん

次の活動は、もう一度物語を振り返ることです。そこで、本文を読んで、場面ごとに「○○なちいちゃん」というタイトルをつけました。

タイトルを考えることで、内容を要約させることが目的です。

 

5場面との比較

1から4場面が、ちいちゃんのお話。

最後の5場面が、戦後のお話。

1から4場面だけなら、戦時下の悲しいお話で終わってしまう。

そこで終わるのではなく、5場面が描かれている意味は何だろう。前時では、それに対する考えを持たせていました。

 

この授業は、そこを戦わせました。多く出た意見はこちらです。

 

ちいちゃんが亡くなって悲しいことを伝えたい。

 

僕は、言います。

それなら、4場面で終わったらいいんじゃない?どうして、5場面を書いているの??

 

考える子供たち。

すると、女の子が言いました。

戦争は、良くないこと。多くの人が、死んでしまう。だから、ない方がいい。

 

5場面の平和な時代と比べることで、作者はこのことを伝えたかったんだろう。そういう考えに落ち着きました。

 

まとめ

感想を書くためには、作者の想いを読み取ることが必要です。特に物語文の場合。

そこを理解した。そして、自分が心が動いた場面を選ぶ。これで、感想文を書くための取材は、できました。次は、構成を行い、文章にしていく授業です。

 

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。