先週から、国語の教科書の下巻に入りました。
光村図書の3年生では、『ちいちゃんのかげおくり』から始まります。このところ、3年生の担任が多いので、この物語の授業をするのも3回目です。同じ物語の授業を複数回できるのは、非常に面白いのです。
なぜなら、自分の授業力をはかることができるからです。僕の場合、授業実践をこのようにブログに示しているので、去年の自分が確認しやいのです。
授業準備をする前に、自分の書いた記事を読む。
そこから、発問を考え直したり、進め方を練り直したりしています。自分の中で、物語文の授業の型は、あります。その型は、崩すつもりはないので、そこにどんな色を加えるかどうかということになります。
僕の型というのは、まずは物語の5つのポイントを確認して、簡単に内容を紹介させる。場面ごとに共感マップをかいて、主人公の気持ちを捉える。まとめとして、感想を書いたり、物語の続きを書いたりする表現活動を行うことです。
この一連の流れの中に、新しい要素を組み込んで、ちょっと進化させていく。これが、最近の楽しみです。毎年同じじゃない、学んだことを加えて進化させていくのです。
気持ちを色で表そう
今年は、共感マップをかいた後に、その場面でのちいちゃんの気持ちを色で表現させる活動を取り入れています。
この場面のちいちゃんの気持ちは、○○色だと思います。何故なら・・・
色で表現して、その理由も添える。さらに、色鉛筆でその色を塗ってもらっています。色なので、様々な考えが出てきます。暗い気持ちだから、黒と表現する子もいれば、黒とむらさきが合わさった色と表現する子もいます。それを、ワードクラウドで紹介しています。友達の考えを、可視化できることに加えて、次の場面での気持ちを考える際にも役立っています。
授業は、後半へ・・・
3場面まで読み取りを行いました。明日は、4場面です。ちいちゃんが、亡くなってしまうところです。場面読みが終わった後は、かげおくりの比較、戦争中と戦争後の比較をしていきます。先日紹介した本を子供たちに見せて、ちいちゃんが生きた時代をより身近に感じてもらい、感想を書いてもらいます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。