遠足や運動会、校外学習など・・・
学校では、行事がある度に作文を書きます。
多くの児童に見られる文章の形式は、これ。
今日は、○○へ行きました。
△△をしました。楽しかったです。また行きたいです。
指導をしないと、ずっとこのままです。
しかし、少し指導をすると、グッと良くなります。指導をするということは、書くことを意識させるのです。テクニックではなく、子供の中にある言葉や感情を拾い上げるようなものです。そう、言葉は子供の中に眠っている。外から持ってくるのではなく、内面にあるものを指導という刺激を与えて、出させる。これが、書く指導なのです。
それを効果的にできるのが、魔法の行事作文ワークシート(仮)です。内容は、シンプルです。
A4の用紙を配ります。まずは、用紙を折って4分割します。この4マスに書き込んでいきます。単なる下書きメモと違うところは、イラストを描いてセリフで書くところです。そうすることで、楽しみながら書く内容を考えることができるからです。セリフにすることで、自分の気持ちを素直に表現しやすくなります。
❶何をした?
左上は、あった出来事を書きます。
(例)春の遠足で、○○公園へ行った。
これも自分のイラストを描いて、吹き出しつけてセリフにするだけで、子供たちの意欲がグッと高まります。
❷どうやった(どんなことをした)?
右上は、どんなことをしたのか。または、どんな風にやったのかを書きます。
(例)大きな滑り台を滑って、お弁当を食べた。
ここも自分のイラストを描いて、したことを書き出します。吹き出しの中は、箇条書きでもOKです。どんなことをしたのかが、詳細であるほどいいでしょう。
❸どうだった?
左下は、困った事・良かった事を書き出します。困った事と良かった事を書き出すことは、感情の起伏を言語化することになります。
それは、文章の幅を広げ、面白みのある文章へ繋げることになるのです。
❹どうしたい?
最後の右下は、次はどうしたいかを書き出します。次に繋げる。もちろん、「また行きたいです。」ではない継続です。この行事が、どう活かせるかを書く。文章を繋げていくことが、文章力のアップになるのです。
これで、下書きは完成です。
ここから、もう一工夫を入れると面白くなるのです。それは、次回へ。このフォーマット使えますよ。是非やってみてください。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。