眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

魔法の行事作文ワークシート(仮)

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遠足や運動会、校外学習など・・・

学校では、行事がある度に作文を書きます。

多くの児童に見られる文章の形式は、これ。

今日は、○○へ行きました。

△△をしました。楽しかったです。また行きたいです。

指導をしないと、ずっとこのままです。

しかし、少し指導をすると、グッと良くなります。指導をするということは、書くことを意識させるのです。テクニックではなく、子供の中にある言葉や感情を拾い上げるようなものです。そう、言葉は子供の中に眠っている外から持ってくるのではなく、内面にあるものを指導という刺激を与えて、出させる。これが、書く指導なのです。

 

それを効果的にできるのが、魔法の行事作文ワークシート(仮)です。内容は、シンプルです。

A4の用紙を配ります。まずは、用紙を折って4分割します。この4マスに書き込んでいきます。単なる下書きメモと違うところは、イラストを描いてセリフで書くところです。そうすることで、楽しみながら書く内容を考えることができるからです。セリフにすることで、自分の気持ちを素直に表現しやすくなります。

 

❶何をした?

左上は、あった出来事を書きます。

(例)春の遠足で、○○公園へ行った。

これも自分のイラストを描いて、吹き出しつけてセリフにするだけで、子供たちの意欲がグッと高まります。

 

❷どうやった(どんなことをした)?

右上は、どんなことをしたのか。または、どんな風にやったのかを書きます。

(例)大きな滑り台を滑って、お弁当を食べた。

ここも自分のイラストを描いて、したことを書き出します。吹き出しの中は、箇条書きでもOKです。どんなことをしたのかが、詳細であるほどいいでしょう。

 

❸どうだった?

左下は、困った事・良かった事を書き出します。困った事と良かった事を書き出すことは、感情の起伏を言語化することになります。

それは、文章の幅を広げ、面白みのある文章へ繋げることになるのです。

 

❹どうしたい?

最後の右下は、次はどうしたいかを書き出します。次に繋げる。もちろん、「また行きたいです。」ではない継続です。この行事が、どう活かせるかを書く。文章を繋げていくことが、文章力のアップになるのです。

 

これで、下書きは完成です。

ここから、もう一工夫を入れると面白くなるのです。それは、次回へ。このフォーマット使えますよ。是非やってみてください。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございました。