眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

僕たちにできること

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緊急事態宣言が全国に拡大して、今日から再び休校という学校も多いことだと思います。もちろん、3月2日からずっと休校状態が続いている学校もあります。勤務校では、4月17日(金)の朝に、月曜日からの休校が決まりました。

金曜日は、前回同様にバタバタしていました。

休校中の課題の準備や荷物の整理など慌ただしいまま下校時刻を迎えました。10日間、授業ができたことは喜ばしい事ですが、別れは突然に。

  • 手洗いをする
  • 適度な運動をする
  • 学びを続ける

 

この3つを伝えました。水曜日までは、ドリルやテキストなど普段宿題で出しているものを課題として、金曜日に示しました。

 

それは、木曜日からの授業動画配信に向けて我々も準備期間がいるからです。勤務校では、Seesawというアプリを使って、子供たちとやり取りをしています。動画の配信も課題の提出もこのアプリで行っています。其々の学年が、工夫を凝らして子供たちの学びを続けるカリキュラムやコンテンツを考えています。一方で、我々も動画作りやコンテンツ作りのために学ぶ。この休校は、先生も学びを止めてはいけないのです。学ぶを進めるために何が出来るのかを模索していくのが、今教師に求められていることです。

 

プリントを大量に印刷して、やってこい。

これは、丸投げではないでしょうか。

しかも、前学年の復習。

それは、3月の休校時と同じ内容です。

現場裁量で、より良くする工夫をして欲しい。

 

我が子が持ち帰った課題を見て、そう思いました。家庭学習のあり方や学校の意義が問われる今回の休校。我が子の学びは、保護者の責任。

何が我が子にとって、必要なことなのか。学校や塾に任せきりにするのではなく、親が主体的に考える。学びは、一生の財産です。決して、お金で解決することでは、ありません。子供と一緒に考える。子供と一緒に学ぶ。保護者同士で学び合う。

 

コロナが収束した未来には、ぐんとレベルアップした保護者になり、日本の教育が明るい方向になる。そんなことを考えています。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

 

 

物語文の授業で押さえる5つのポイント

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勤務校では、感染症予防対策として換気や消毒、密集しないように工夫をしながら授業を行なっています。

昨年度に引き続き、今年度も3年生の担任をしています。連続して、同じ学年をする。

同じ内容を授業するから飽きるのでは!?

そんな質問をされます。

でもね、1年経つと変わるのです。

それは、自分自身が成長するのです。

 

レベルアップをして、同じ教材を用いて授業をするわけです。切り口も変わるだろうし、何よりも場をつくるスキルが向上しているので、子供たちの発表の量も質も上がります。これは、同じ教材を授業すれば、より顕著に感じることができる成長です。自分自身が、成長を感じることができるのだから、自信に繋がるのです。

 

物語文の5つのポイント

今日から、『きつつきの商売』というお話の学習に入りました。物語文の学習をする時、最初にすることは決めています。それは、物語の内容を一文にまとめることです。

まずは、物語文を読む時に押さえるポイントを伝えます。登場人物・時間・場所・出来事・登場人物の気持ちの5つです。

この5つのポイントに線を引かせながら、範読をします。読み終わった後に、5つのポイントを確認していきます。

 

内容を掴む

このお話の場合は、このような形になりました。

  • 登場人物:きつつき・野兎・野鼠の家族
  • 時間:午前中
  • 場所:おとや・ぶなの森
  • 出来事1:きつつきがお店を開く。
  • 出来事2:音を聞かせる=商売

きつつきの商売では、登場人物の気持ちを直接描いていません。単元の目標にあるように想像することが求められています。だから、初回の読みでは、敢えて尋ねることはしませんでした。

 

一文にまとめる

5つのポイントを確認したうえで、きつつきの商売を一文で書き表すことを、本時のまとめとしました。5つのポイントを使って、このお話の内容を紹介する。この活動で、誰がどのくらい読めるのかが、一目瞭然となります。ポイントを織り交ぜて書けているのか。読み取る力が、顕著に分かります。

ここで、子供たちの理解度を把握しておくと、次回からの場面読みでの指導の度合いが変わり、結果内容理解がより良くなるのです。

 

今日も読んでいただきありがとうございます。

 

 

 

杏さんが歌う『教訓1』

youtu.be

杏さんが、加川良さんの『教訓1』を弾き語りしている映像が先日アップされました。

この曲は、1970年に発表された曲です。50年前の曲なんですね。

僕は、学生時代にURCアングラ・レコード・クラブ)の楽曲に夢中になり、よく聴いていました。

杏さんのハッシュタグにもありますが、ハンバートハンバートもカバーしています。

改めて聴いてみると、新型コロナウイルスが世界で広がり、先行きの見えない不安を抱えている今の状況にも当てはまる歌詞ですね。

 

杏さんもこのようにコメントしています。

自分のことを守ることが、外に出ざるを得ない人を守ることになる。 利己と利他が循環するように、一人ひとりが今、できることを  杏

 

勤務校では、4月8日から学校が再開していました。

ところが、再び4月20日から休校となることが、昨日の朝に決まりました。

今回も突然の休校決定。

1年生にとっては、入学して1週間での休校・・・

来週からは、授業動画を配信していくことになります。

終わりが見えない、日々・・・

自分には、何ができるのかな。

まずは、自分が健康でいること。

そして、子供たちが学べるように仕組みを整えること。

自分の半径3mの世界が幸せになるように動く。

 

杏さんの『教訓1』を聴いて、こう思いました。

 

 加川良さんが亡くなられた時にも記事を書いていました。

meganenokagayaki.hatenablog.com

 

 今日も読んでいただきまして、ありがとうございます。

 

自然を愛でる心

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定期的に図書館へ行く我が家。

小3の娘が、ただ今貪るように借りて読んでいるのが、『クッキングパパ』です。

料理に興味があるのか、ストーリーが好きなのかは、定かではないですが、詳細に読んでいます。「田中さんが・・・。」とか詳しいことを教えてくれます。元々僕が好きで借りて読んでいたので、その影響もありそうです。

 

美しい夕焼け丼

112巻に収録されているお話に「美しい夕焼け丼」があります。このお話は、屋台を経営しているまもるに子供が産まれた話です。弟子であるケンちゃんに、こう聞かれます。

「子供が生まれるってどんな気持ちですか?」

 

その質問に対して、まもるは、このように答えています。

山あること 空があること 夕焼けがこんなに美しいことーすべてに意味があることがわかるーそれが、うれしいんだ。

 

おそらく、僕自身も何度読んだことがある話です。それでも、この言葉の意味が分かるようになったのは、子供が生まれてからです。

山の青々と茂っている木々、または、秋に色づき木々を見てキレイだな。そのような気持ちを抱くようになったのは、父親になってからです。

 

独身の時は、そんなことを微塵も考えていませんでした。何なら、風景とか自然は、無関心なものでした。ところが、我が子が産ままれると、気持ちが変わるのです。朝日に照らされている山がキレイなんです。

 

あぁー、今日もいい日だな。

 

夜空を見上げると星がキレイだな。

 

何気ない日常に心が動くのです。

そこに、子供の成長も重なる。

こういうことを幸せというのかなと思います。

 

明日もいい日になりますように。

 

今日も読んでいただきまして、ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

話し合いは聞き合い

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新年度になりましたね。

でも、今年はそんな感じがしません。

学校現場は、3月2日から休校しているので、冬眠状態のような感じです。4月8日から学校を再開する予定となっていますが、本当に再開できるのか。連日の報道を見ていると、不安は募るばかりです。

「再開されて大丈夫だろうか・・・」という気持ちと、「これ以上休校にするのは、厳しいだろう・・・」という気持ちがせめぎ合っています。

このようなモヤモヤした気持ちがありますが、新学期に向けて教室の机を並べたり、掲示物を作成したりしていると、ワクワクした気持ちも湧いてきます。やっぱり、体を動かすことは、頭の中をすっきりしてくれますね。

 

そして、ようやく昨日から学校が再開しました。机の間隔を取ったり、ドアの取手などを消毒したり衛生面への対策を行なっています。

 

まずは聞きましょう

新学期は、クラス作りです。

係決めや目標作りなど学級開きに必要な活動が目白押しです。グループ活動をしたいですが、それが出来ない。でも工夫はできるはず。

 

ミニホワイボード使って、書いて意見を伝え合う。聞き合う。これならできそう。

話し合いをする土台づくり、聞き合いに意識をおくと捉えるのも変わりますよね。

大村はまさんは、著書の中でこのように言っていました。

話し合いは聞き合い

大村はまさんの言葉です。

安心して聞いてもらえる。

それが、話し合いの基礎です。

話し方よりも聞き方が大事です。

4月は、聞くに意識を置いて授業をします。

授業ができることに感謝です。

 

今日も読んでいただきありがとうございます。

 

日本の教師に伝えたいこと (ちくま学芸文庫)

日本の教師に伝えたいこと (ちくま学芸文庫)

  • 作者:大村 はま
  • 発売日: 2006/08/01
  • メディア: 文庫
 

 

 



 

僕を前へ前へ進める原動力 後編

 

前回、僕のメンターである黒瀬大亮さんを紹介しました。すると、大仰なと言われましたが、

リアルガチにメンターです。

ただし、「メンター」という言葉が気になったので、調べました。

 

メンターとは、仕事上(または人生)の指導者、助言者の意味

うん、その通り。

僕には、人生の指導者であり、助言者です。

 

横綱相撲で教えてくれる

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黒瀬さんと話をすると、僕の話を受けてくれる。そして、これからを考えるような質問を投げてくれる。経験も知識も豊富な方なのに、僕の話を上手く引き出して、より良い方向に導いてくれます。僕は、そのやり取りをしていただけることが嬉しいのです。

 

担任の先生

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僕が黒瀬さんにお願いしていることは、担任の先生です。実は、2年近く「できたことノート」を書いています。できたことノートとは、毎日自分のできたことを3個書き出していくものです。それを毎週黒瀬さんに提出して、フィードバックを貰っています。フィードバックには、励ましの言葉やもっと掘り下げた方がいいこと、違う視点での考え方が送られてきます。

 

成長するためには、ひとりでは難しい。

誰かの助けが必要なのです。

 

この2年の間に、実践を発表し、書籍に紹介してもらい、若手の成長を意識できるようになっているのは、黒瀬さんのお陰です。

 

そんな黒瀬さんは、youtubeで授業を配信しています。是非、チェックしてくださいね。

 

よろしければ、チャンネル登録もお願いします。

 

今日も読んでいただきありがとうございました。

 

 

お陰じゃない

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3月になると思い出す話があります。

僕は、小学校6年生担任を多くさせてもらっています。僕が関わった子供たちは、中学受験を経験している子供が殆どです。

 

試験に合格した子供と保護者は、決まってこうのようなことを言ってくれました。

「先生方の指導のおかげで、合格することができました。ありがとうございます。」

 

若かりし時の僕は、その言葉を喜んで受け取り、自分は凄いと勘違いしていました。俺が、教えて合格させたくらいの勢いです・・・。

 

ある時、僕の先輩が学年集会で子供たちに話をしました。試験が始まる前なので、2学期末でした。

 

これからは、入試が始まり、君たちは、合否を貰います。先生たちは、全員第一志望に合格して欲しいと願っています。ただ、現実には、それは難しい。残念ながら、不合格する人もいます。その時は、自分のせいではありません。その学校と縁がなかったということです。先生たちのせいにしてもらっても構いません。また、合格した人は、決して先生のお陰ではありません。自分の頑張りや努力が実を結んだのです。

 

この言葉聞いて、自分が恥ずかしくなりました。俺が頑張ったから、この子は合格したんだ。そんな慢心な心を持っている自分に。

合格をしたのは、紛れもないその子の取り組みです。頑張った自分を認めることを伝えないといけない!

 

そんなことを歌った曲があります。

先週、車を運転していたらラジオから流れてきたので、嬉しくなってずっと聴いています。

 

the pillows/Funny Bunny

キミの夢が叶うのは
誰かのおかげじゃないぜ
風の強い日を選んで走ってきた

 

自分の努力を認めてくれる素敵な曲です。

僕が節目ごとに聴きたくなる1曲です。

我が子、クラスの子供たち、後輩を認められる人でありたいと思います。

 

今日も読んでいただきありがとうございます。

Funny Bunny

Funny Bunny