眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

何気ない一言で良さを伝える

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「なぜに答えてしまう」に注意する

「先生、なんでなん?」

「どうしてこうなるん?」

「父ちゃん、どうして?」

 

我が子(5歳と3歳)のみならず、小学校1年生なら、なぜを問いかけてくる場面は多くあります。

 

その時に、「これはこうだよ。」と答えてしまうのか、「どうして、こうなると思う?」と問いかけられるのか大切な局面ですよね。

 

でも、急に出された問いかけだと、「こうだよ。」とついつい答えを伝えてしまう。たとえ答えを伝えてしまったとしても、そこからどう切り返そうか。

 

幾つか考えた結果、僕が言っているのは、この言葉なのです。

 

「いい気づきをしたね。」

その視点を持てたことに焦点を当てて、伝えるようにしています。

 

どこに焦点を当てるか、どういう問いを立てるのか、この感覚を磨いていける人を育てたいし、自分自身もそうありたいと思います。

 

答えのない問いを考える続ける子ども

正解がない問いに対して、周りの考えを聞き、それらを合わせて自分の考えを創り上げることが好きな子と、直ぐに答えを知りたがる子がいますよね。

 

この差はどこから生まれてくるのでしょう?

 

自分で考えて決める

この経験の差が大きいのでしょうか?

 

現代の家庭環境では、

何も言わなくても、おやつやご飯が出てくる。

欲しいものやしたいことを聞いてくれる。

 

自分から行動しなくても、できてしまう環境では、

確かに考える経験(必要)がないですもんね。

 

なので、できる限り自分で考えて決める場面を学校では創るようにしています。

 

例えば、お腹が痛いのであれば、どうしたいのか。

ここまで話してもらうようにしています。もちろん、大きなケガの場合は別ですが。

 

自分で決める→行動する。

 

この流れを繰り返すことで、正解がないことにも考えていける人物になっていくのだと僕は、思っています。

 

大人になればなるほど、「なぜでしょう? 」と問いかける力が衰えてしまう。変なプライドが邪魔をしちゃうんですよねぇー。僕自身もそうです。

 

答えのない問いを考えていける自分でいたいので、

自分自身にも「いい気づきをしたね。」と心の中で伝えたり、手帳に書こうと思います。

 

 

今日も読んでくださってありがとうございます。