学びは、一生続くもの
落合陽一さんの新刊『0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書』を読みました。
本人もそう書いていましたが、「教科書」というだけあって、落合さんの他の書籍よりも読みやすかったです。教師は、もちろん教育に携わる大人、これから社会に出ていく中高生には、極めて重要な内容だと思います。
どのように学ぶのか
何をどれだけ知っているのか。
未だ、ここに力点を置いた考え方に則った授業形式が多い学校現場。もちろん、必要な知識を教える事は非常に大事です。いわゆる、「教える」という部分。テクノロジーが、進化しているならそれを活用していけばいいのにと思います。
この本では、学び方を学ぶことの大切さが書かれています。
・話は、どのように聴けばいいのか。
・ノートは、どんな風に書けばいいのか。
・どんな風に、話せば伝わるのか。
学校では、殆ど教えることがありません。
多くの場合が、こんな感じです。
・ちゃんと聞きましょう。
・ちゃんと書いてあることを書きましょう。
・ちゃんと大きな声で話しましょう。
「ちゃんと」という曖昧な言葉での指導が非常に多いように感じます。知識を活用していく力を養うことに重きを置いていく。新学習指導要領で謳うのであれば、「学び方を学ぶ」授業があってもいいなと、落合さんの本を読んで思いました。
学びは、学校だけするものではない。
学校を出てからの方が時間は長い。
大人になってからどのように学んでいくのか。
学ぶって楽しいことなんだよ。
知らない事が知れて、レベルアップするんだもん。特に、親が学ぶ姿勢を我が子に見せることができているのか。
落合さんの本は、未来を担う子どもをどう育てて行くのか、教師や親への投げかけをしています。落合さん自身、自身の研究はもちろんのこと、父親であり、教育に大して非常に熱心取り組んでおられます。これからも注目していきたい人物です。
今日も読んでくださってありがとうございます。
0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書
- 作者: 落合陽一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/11/29
- メディア: 単行本
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