眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

正解を求めるな!

f:id:meganenokagayaki:20190410224419j:image

新年度が始まって、10日が経ちました。

今日は、入学式。

生憎の雨でしたが、新入生が嬉しそうにランドセルを背負って、登校してきました。小学生になった喜びを、笑顔で表現していました。

明日から上級生と一緒に登校してきます。

学校が、活気付く。

春は、ステキな季節です。

 

1つじゃない

さて、入学式の午後から子どもがいないので、打ち合わせなどを立て続けに行いました。

その中で、今年度も初任者研修担当を任されました。早速、今日が第1回目の研修日でした。

 

僕の研修って、教えないんです。

基本は、初任者の話を聴く時間です。

質問を投げかけて、考えをきく。

それに対して、また質問する。

多くの時間をそこに費やします。

 

こういう経験をあまりしてきてないようです。

「どう思う?」

こう聞くと、初任の先生は、とても困ったように話してくれます。

 

「答のない問いをしているから、思ったことを言ってね。」

このように返事をすると、少し緊張がほぐれるのか話してくれます。ここからが、僕の腕の見せどころとなりまし。

 

しかし、これは学校教育の弊害ですよね。

正解を言わないといけない。

この観念。

答のない質問に対する対応力が、養われていない。教師側が、こうだから余計に白黒がつくような発問しかしない。子どもの考える力を削ぐ。悪循環が、続いています。

 

僕は、考えは一つじゃないし、発表した内容は、できる限り拾って繋げたいと考えています。発言の量増やして、考えの幅を広げるとおう感じです。これが、対話の醍醐味です。

 

学校は、答や正解、そして結論を急ぐ傾向にあります。別に白黒つけなくても、グレーのままでいいこともあるわけです。

 

多様性を求めるなら・・・

f:id:meganenokagayaki:20190410224546j:image

子どもへの多様性を求めるのであれば、教員にもそれを求めるべき。僕は、そう思います。

揃っていないと不安。みんなと一緒がいい。

この価値観から教員が脱却しないと、グローバルだとか、ダイバーシティだとか、インクルーシブといった考え方は、実現しないのではないでしょうか。

 

「あなたの強みは、何ですか?」

 

「私の強みは、○○です!」

 

この質問に対して、胸を張って発信できる若手を育成していきたいです。

 

 

今日も読んでくださって、ありがとうございます。