先週金曜日に、修了式を迎えました。
春休みは、年度末の事務処理や片付けが終わったかと思うと、新年度の準備と慌しい時期です。この3連休は、ゆっくり休んでいます。
この2週間ほど、成績処理や通知表の所見作成で本を読む時間がとれていなかったので、たっぷり本を読む時間を取りました。今日は、松浦弥太郎さんの『40歳のためのこれからの術』から僕が学んだことを3つ紹介します。「70歳の時に人生のピークを迎えたい」これが松浦さんの考えです。そのために、40歳からどうしていけば良いのかをまとめた1冊です。
①脱皮する
40歳という節目で一度立ち止まってみる。これまで20年近く働いてきた中で、上手くいったことやいかなかったこと、諦めてしまったことなど様々なことがあったと思います。生きていく中で、自分の価値観も出来上がってきました。ただ、それをずっと引きずるのではなく、身につけていた皮を脱ぎ捨てる時期が、40歳だと松浦さんは仰っています。幼虫は、脱皮を繰り返すことで、大きくなり、サナギになる。さなぎから孵った時が、蝶としての新しいスタートです。「40歳から新しいスタート」という言葉は、僕の心に響きました。一旦止まって、脱皮する。自分の内面と向き合う必要がありますね。
②ヴィンテージを目指す
中年と呼ばれる40代。
体力が落ちていき、どうしても身体のどこかに不調をきたすことが出てきます。「ここから老いていくだけなのか・・・」と悲観的に考えてしまいがちです。確かに、「若さ」は失われていきます。特に日本人は、若さという部分に価値を置く傾向にあります。松浦さんは、そうではなくて70歳にヴィンテージを目指しているそうです。ワインの場合、寝かせる程に、味に深みが増してきます。そんなヴィンテージワインのようになろうと仰っています。確かに、歳を重ねて、人間としてヴィンテージを目指すという考え方に共感を覚えました。
もちろん、単に歳を取るだけでヴィンテージになる訳ではありません。様々な経験をすることや学び続けることなど、自分を磨き続けることを努力しないと70歳になった時に、ヴィンテージになれませんよね。そういった意味でも、40歳から新しいスタートを切ることが大切ですね。
③Think Global,Act Local.
松浦さんの好きな言葉だそうです。
僕もこの言葉は、大事にしています。
広い視点で考えたうえで、まずは自分の身近なことからやっていく。その積み重ねが、大きな変化となっていきます。自分の半径3m以内にいる人を幸せにする行動を取っていく。家族や同僚などが、それにあたると思います。身近な人を大切にできないと、大きな組織をより良くしていくのは、難しいですよね。
まとめ
40歳から新しいスタートを切りたい。
そんな思いを持って、手に取った1冊です。
70歳まで、あと30年あるなんてワクワクします。
僕の中で人のために自分が役立てることや所属しているコミュニティや社会を豊かにしたいなぁという思いが、この所強くなっています。
「大人は最高」という姿を見せられるようにもっともっと自分を磨いていきます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。