大型連休が、遠い昔のように思えます。
でもまだ5月なんですね。
春に運動会を実施している学校では、バタバタした5月だったことでしょう。お疲れ様でした。
今週の木曜日から6月に入ります。
学校現場では、「魔の6月」という言葉があります。
同じように、「魔の11月」という言葉があります。新たな学期が始まって、慣れてくると多くのクラスでトラブルが起きやすいということから、このように名付けられるようになったそうです。
今日は、そのような6月をどのように過ごせばいいのかということを経験をもとに書こうと思います。
①気づいていた?
6月という時期に、トラブルが増えてくる。もちろん、6月になったから急にトラブルが湧き上がってくるわけではありません。4月、5月にその前兆があった訳です。そこに気づいていなかった。もしくは、気づいていたけど、曖昧に対応していた。こう言ったそれまでの小さな負の積み重ねが出来上がってくるのが、6月というだけです。トラブルが表出してから対応するのは、大変です。しかし、ここからでも対応していくことは出来ます。ただし、ひとりで抱えないでくださいね。
②怒ってない?
トラブルが増えたり、指導が通らなくなると、イライラしますよね。腹が立つと、心に余裕がなくなる。だから、口調もキツくなる。常に怒ったような状態で、仕事をすることになります。そんな状態だから、表情がいいわけないですよね。
空気は伝染すると言います。私たち教師が、苛立っていると教室の雰囲気が悪くなります。このような環境で、子供たちが落ち着いて過ごすことは、できません。長年、教師をやっていると、教室に入っただけである程度クラスの状態は掴めるようになります。やはり、落ち着いている学級は、空気がやわらかいのです。そして、学びに対してエネルギーが高いです。
③聞いてる?
子供たちが話を聞いてくれない。これは、よくある若い先生の悩みです。小学校の場合、学年が低い程こちらに注目させて、話を聞かせるには、スキルが必要です。ここでは、スキルの部分は書きません。
それよりも、子供たちの話を聞けていますか。
トラブルがあったから、話を聞くというのではなく、日常会話です。それは、授業の中でもいいでしょうし、休み時間などでもいいでしょう。子供たちと信頼関係をつくる上で大切なことは、やはりコミュニケーションです。忙しいから、じっくり話す時間は、我々にはなかなかありません。だからこそ、多くの学校で、「教育相談週間」が6月に設けられているのかなと思いました。ちなみに、我が子の学校では、来週から、教育相談週間のようです。
④まとめ
3つの視点を紹介しました。4月、5月のことを少し立ち止まって、振り返ってみてください。子供たちが楽しく過ごすためには、私たち教師が楽しんで授業をしていることが大切です。
6月は、雨も多くて、大きな行事がない。そんな時だからこそ、係活動を積極的に取り組ませる。係発信で、イベントを行う。読書活動に力を入れたり、クラスで1つの作品を作ったりする。室内で楽しめることを計画していけばいいのではないでしょうか。
学級経営で悩んでいる先生は、自分の心の持ち様を意識してみてください。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。