眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

ハルセンその13-クラス目標をつくろう-

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4月が終わり、5月となりました。

新学期が始まり、1ヶ月。

新卒の先生にとっては、怒涛の1ヶ月だったと思います。社会人として、働くだけでも大変なのに、授業の準備やクラスの運営、個人懇談など求められることもたくさんある。疲れたと思います。

連休は、少し休んでくださいね。休むことは、気持ちを切り替えることになりますから。

この時期に作るわけ

連休に入る前に、クラス目標を考えて、掲示物を作りました。クラス目標は、5月の連休に入る前か連休明けに作ることをオススメします。なぜなら、4月はクラスのきまりを決めて、浸透させる期間だからです。学習のきまりを子供たちと考えて、授業を通して浸透させる。給食や掃除の当番活動で、自分の役割を浸透させる。係活動を決めて、友達との関わりを持たせる。このように、4月の間は、クラスとして始動する土台を作る時期なのです。

そして、5月からクラスを機能させていく。そこに、目標を作るという活動が、意味を持ってくるのです。

クラス目標の作り方

クラス目標を作る手順は、以下の通りです。

  1. 自分が大事にしていることを伝える
  2. イデアを出し合う
  3. イデアをまとめる

 

①自分が大事にしていることを伝える

これまで担任をしてきた中で、自分が大事にしてきたことが幾つかあります。それを子供たちに伝えます。

  • 夢が語り合えるクラス
  • 何事も最後まで集中して取り組めるクラス
  • ありがとうが言えるクラス
  • 挨拶ができるクラス
  • 仲間と協力ができるクラス

この5つを子供たちに伝えました。そして、学校教育目標、そして学年目標を伝えてました。

これらを踏まえて、自分たちのクラスをどんなクラスにしたいのかを一人ひとり書いてもらいました。

 

②アイデアを出し合う

一人ひとりが考えたアイデアを発表してもらいます。黒板に書き出していきます。ここでは、全員に発表してもらいます。似ていようが、同じだろうが、書き出します。ここは、アイデアを出し合う時間。質ではなく量です。全員が考えることを重視して、考えを出し合います。もちろん、この段階では、選別することはしません。

 

③アイデアをまとめる

全員の考えを出したら、まとめる時間です。

似ているものは、まとめました。

そして、子供たちに投票してもらいます。

「クラス目標に入って欲しい言葉はどれ?」

圧倒的に票が集まったものは、採用です。

少し票が入ったものから、もう一度再投票です。

それを繰り返しながら、言葉を集めます。

そして、クラスの人数分の文字数になるように調整していきます。今年度のクラス目標は、これです。

失敗してもOKだ!思いやりがある3年A組‼︎

 

掲示物の作成

目標が決まったら、一人一文字を担当して、画用紙に文字を描きます。出来上がったものを模造紙に貼り合わせて完成です。それぞれの文字に、個々人の思いが込められたクラス目標の完成です。出来上がったものは、教室に掲示しています。目標を可視化することで、子供たち、私たち教師の潜在意識にすり込まれていきます。目標をもとに行動する。そして振り返りを行う。その繰り返しをしていきながら、クラスを運営していくのです。

 

さて、まだクラス目標を決められていない方は、連休明けにぜひ取り組んでみてください。クラスで作った掲示物があると、教室の雰囲気が、ガラッと変わりますよ。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。