秋も深まり、葉も紅く色づく季節となりました。もうすぐ11月です。今年も残り2ヶ月となります。学校現場でも、折り返しを過ぎ、後半戦と言うこととなります。
魔の11月って何だ?
学校現場では、11月を「魔の11月」と呼んでいるそうです。僕自身、今日初めて知りました。
僕が、授業実践などの記事を投稿しているフォレスタネットでも、「魔の11月を乗り切る」というような記事が数多くアップされています。
どうやら、11月は大きな行事も少なく、子供たちが目標を見失いがちであること。そして、後半戦に入っていると言うことで、これまでの学校生活のほころびが、表面化しやすい。
そのようなところから、魔の11月と呼ばれているそうです。同じように、6月も魔の6月と言われています。
危機だらけなの??
そうなると、疑問が浮かんできます。
クラス運営って毎学期危険な時期があるの?
その答えは、YESです。
僕は、毎学期どころか毎日あると思っています。毎日の積み重ねが、週となる。やがては月となる。急にこの時期になったから、危険な状態となったり、崩壊したりするわけではありません。必ず、予兆があるのです。だからこそ、1日1日を大切にしないといけません。
その予兆をキャッチできるかどうかが、大切なのです。同じことでも、早く対応すれば、解決できていたことも、時間と共に複雑化されることは、ままあります。誰しも、浮き沈みがあるのが当たり前です。上手くいっている時もあれば、そうではない時もあります。でも、上手くいっていない時に、諦めて手を抜くと、一気に危険な状態へ陥ってしまうのです。
この時期に考えること
僕は、3つのことをお勧めします。
①自分を振り返る
②学年で振り返る
③自分が楽しむ
①自分を振り返る
反省するのではなく、4月から自分ができてきたことを書き出す。ないよりもあるに目を向けてみてください。今が大変な方もできてきた事はたくさんあります。そのできたに目を向けて、繋げて欲しいのです。
②学年で振り返る
学年団で同じことをしてみましょう。他の視点が入ると、自分だけでは気づいていなかったところが見えてきます。互いのクラスできたを伝え合うのもいいですよ。単学級場合は、他学年の先生と振り返りをするのが、いいですね。
③自分が楽しむ
先生自身が、学校生活を楽しむ。
行事が少ないなら、授業でイベントを立てる。
例えば、読書祭りや自主勉強強化月間、スマイルコンテストなどなど。
クラスや学年単位で、楽しめそうなイベントを計画して、行えばいいのです。
面白さは、待っていてもできません。
創り出すものです。
まとめ
何月であろうが、魔の期間は訪れる可能性があります。まずは、アンテナを張って危険を察知できる感度を高めること。
また、それを回避するためにではなく、どんなクラスをつくりたいのか、どんな学年になって欲しいのか、ビジョンを共有してクラス運営をすることが重要です。先生自身が、楽しく学校生活を送る、クラス運営を行う。
この環境作りができるかどうかで、グッと空気が変わります。まずは、職員室の隣の先生に、「先生のクラス子供たち、こんなことができていましたよ。」
できていたことを伝えてみましょう。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。