私は今日まで生きてきました
12/23の話です。
何気なく、テレビで放送していた「土竜の唄」を観ていました。
CMになり、チャンネルを変えて他の番組をチェック。
そうすると、NHKの番組である「SONGS」で吉田拓郎スペシャルをしていました。
拓郎好きな僕。これは、見なきゃと思い、土竜の唄からSONGSへ切り替えました。
MCは、関根麻里さん。
今年の夏に行われたライブを主軸として、リハーサルの様子やインタビューが放送されていました。
インタビューの中で印象に残ったことが2つありました。
フォークソングは歌っていない
吉田拓郎は、「フォークのプリンス」として1970年代絶大な支持を当時の若者から得ていたそうです。僕は、生まれる前の話なので映像や文章や親からの話で知りました。
インタビューでもその事が話題になりました。
すると、拓郎さんは「自分は、フォークソングを今まで歌ってきたつもりは全くないだよねー。どちらかと言えば、ブルースやR&Bの影響を受けている。それに、俺は吉田拓郎という音楽を届けてきたんだ」
フォークとかロックというジャンルではなく、吉田拓郎という人間が伝えたいことを音楽で発信しているという訳です。
ずっと同じ訳ないじゃん!
吉田拓郎と言えば、アコースティックギター1本とハーモニカで弾き語りというイメージが強くあります。ところが、今のライブではバックバンドもいるし、コーラス隊もいる、大掛かりなステージ演奏です。
僕も10年近く前に、初めて拓郎さんのライブを観に行った時に違和感がありました。
演奏される曲は、「旅の宿」や「落陽」など昔の曲もたくさんありましたが、弾き語りではないので、何か違うなぁー。そんな気持ちになったことを覚えています。
インタビューの中で拓郎さんは、
「未だにコンサートに来てくれるお客さんの中には、吉田拓郎はギターとハーモニカだけで演奏してると思っている人もいるし、そうやって歌って欲しいって言う人がいるんだよね。」
「そんな訳ないじゃん!その時は、その形が伝えるの一番いいと思ってたわけ。いつも試行錯誤しながらいい形で伝える方法考えてるんだよ。ずっと同じ訳ないじゃん!」
70歳になっても曲を作り続け、常に良いものをお客さんに示そうとしている拓郎さんは、やっぱりカッコいいなと思いました。
今日、本屋さんで、たまたま「 今日までそして明日から」が流れていたので拓郎さんについて書きました。
どうやら、映画の主題歌に使われるようですね。時代を越えて、また注目されるのは、いいですね。いい歌は、いつの時でも人々の心を捉えるものだと思います。
過去に書いた拓郎さんに関する記事も合わせて
http://meganenokagayaki.hatenablog.com/entry/2015/01/12/162620
http://meganenokagayaki.hatenablog.com/entry/2014/06/14/172344
http://meganenokagayaki.hatenablog.com/entry/2014/04/05/194220
http://meganenokagayaki.hatenablog.com/entry/2014/04/06/210511
今日も読んでくださってありがとうございます。