国語は、「ちいちゃんのかげおくり」が終わり、10月下旬から説明文の授業に入りました。
「すがたをかえる大豆」という教材です。
説明文の授業
先日、愛知県にある名進研小学校で行われた国語研究会へ参加しました。そこで、明星大学教授の白石範孝先生の授業を見学することができました。「ムササビのひみつ」という教材で、3年生に授業をされていました。飛び込みの授業なので、45分で完結する授業。子供たちは、初めて目にする文章です。白石先生は、45分でムササビのひみつを見つけることを手がかりに文章構成を子供たちに考えさせる授業を展開されました。説明文の1時間目に行うヒントをたくさんいただきました。
ヒントを活用して・・・
「すがたをかえる大豆」の1時間目は、工夫がいくつあるのか見つけることを目標にして、全文を読みました。目的を持って文章を読む。ここが、とても大切な視点です。ただ単に文字を追うのではなく、見つけるために読む。子供たちは、工夫を見つけるために目を皿のようにして、本文を読んでいました。
「いくつ工夫があった?」
その問いかけに対して、5つや6つという考え。
意見が割れる方が、授業者としては面白い。
挙がった考えを一つひとつ検証していきました。2段落にある「美味しく食べる工夫」という言葉。これは、工夫なのか。
確かに「工夫」という言葉があるから、一見工夫のように見えますが、この後の段落から美味しく食べる工夫が具体的に説明されているので、これは違う。
子供たちとやり取りをしながら、そのような考えに至りました。結果として、この文章には、5つの工夫が紹介されていることを見つけました。
第一時で何を問うのか?
説明文の場合、文章の出会いで何を考えさせるのかが、非常に大切であると白石先生はおっしゃっていました。もちろん、それが後々の授業に繋がるようなことでないといけない。
論理的に組み立てられた説明文をバラして紐解いていく活動を授業していく。そして、最後にもう一度組み立てる。その前に、どのような組み立てがされているのかを把握する。
これを白石先生は強く語られていました。
学んだことは、即実践。
「すがたをかえる大豆」は、白石先生から学んだことを余すことなく盛り込んで授業をしていきます。
今日も読んでいただきましてありがとうございました。