文章構成を考える
「すがたをかえる大豆」の2時間目の授業です。前時では、工夫を見つけることを目的に読みました。今回は、文章構成を考えるために読む授業です。
段落に名前をつける
まず、段落ごとに読みます。
そして、段落に題名をつけました。
その段落では、何を言っているのか。
要旨を捉える活動を行いました。
子供たちの意見をまとめて、このように題名をつけました。
- 毎日食べられる大豆
- 美味しく食べる工夫をしてきた大豆
- いったり、にたりする工夫
- こなにひいて食べる工夫
- 大切なえいようだけを取り出してちがう食品にする工夫
- 目に見えない小さな生物の力をかりて、ちがう食品にする工夫
- 取り入れる時期や育て方をかえる工夫
- 多くの食べ方が考えられてきた工夫
段落を分ける
題名をつけた後に、「はじめ・なか・おわり」の3つに分けてもらいました。意見が割れた部分がありました。それは、2段落をはじめかなかにするかです。
はじめに入れた子供の意見は、工夫について書いているからが根拠になっていました。
一方、なかに入れた子供の意見は、「工夫のことが詳しく書かれているのは、3段落からなので、2段落は、はじめだ。」でした。
言葉に惑わされない
意見が割れることは、授業者としては広げるポイントです。僕は、有難いことだと考えています。ここで、投げかけた質問はこれです。
「2段落に、工夫って書いてある?」
確かに、工夫という言葉はあります。ただし、工夫が書かれているかどうかは、読めば歴然です。そう、ここでは、工夫について詳しく書かれていません。文字だけで判断してはいけないのです。例えば、このように。これがあると、結論やまとめのように思いますが、そうではない文章も時にはあります。やはり、文章全体で捉える必要があるのです。
まとめ
はじめを1-2段落。
なかを3-7段落。
おわりを8段落。
という文章構成に分けて授業は終わりました。
次は、はじめの部分を見ていきます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。