眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

すがたをかえる大豆その2-文章構成を考える-

f:id:meganenokagayaki:20191112194917j:image

文章構成を考える

「すがたをかえる大豆」の2時間目の授業です。前時では、工夫を見つけることを目的に読みました。今回は、文章構成を考えるために読む授業です。

 

段落に名前をつける

まず、段落ごとに読みます。

そして、段落に題名をつけました。

その段落では、何を言っているのか。

要旨を捉える活動を行いました。

子供たちの意見をまとめて、このように題名をつけました。

  1. 毎日食べられる大豆
  2. 美味しく食べる工夫をしてきた大豆
  3. いったり、にたりする工夫
  4. こなにひいて食べる工夫
  5. 大切なえいようだけを取り出してちがう食品にする工夫
  6. 目に見えない小さな生物の力をかりて、ちがう食品にする工夫
  7. 取り入れる時期や育て方をかえる工夫
  8. 多くの食べ方が考えられてきた工夫

 

段落を分ける

題名をつけた後に、「はじめ・なか・おわり」の3つに分けてもらいました。意見が割れた部分がありました。それは、2段落をはじめかなかにするかです。

はじめに入れた子供の意見は、工夫について書いているからが根拠になっていました。

一方、なかに入れた子供の意見は、「工夫のことが詳しく書かれているのは、3段落からなので、2段落は、はじめだ。」でした。

 

言葉に惑わされない

意見が割れることは、授業者としては広げるポイントです。僕は、有難いことだと考えています。ここで、投げかけた質問はこれです。

「2段落に、工夫って書いてある?」

確かに、工夫という言葉はあります。ただし、工夫が書かれているかどうかは、読めば歴然です。そう、ここでは、工夫について詳しく書かれていません。文字だけで判断してはいけないのです。例えば、このように。これがあると、結論やまとめのように思いますが、そうではない文章も時にはあります。やはり、文章全体で捉える必要があるのです。

 

まとめ

はじめを1-2段落。

なかを3-7段落。

おわりを8段落。

という文章構成に分けて授業は終わりました。

次は、はじめの部分を見ていきます。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。