三年とうげの授業です。
2場面を共感マップを用いて読み取りました。
ここは、出来事の発生にあたる所です。
三年とうげの二面性
ここから主人公であるおじいさんが登場します。おじいさんは、反物を売りに行った帰りに三年とうげで休憩することにしました。腰をおろして、休みながら三年とうげから見ることができる美しい景色を堪能していました。
景色に見惚れていると、あっという間に時が過ぎてしまいます。
「こうしちゃおれぬ。日がくれる。」
そうです!三年とうげには、言い伝えがあるのです。日暮れが、迫っている状況。おじいさんは、慎重にとうげの道を歩きます。ところが、石に躓いて転んでしまうのです。ここは、三年とうげです。三年とうげで、転んだならば三年きりしか生きられぬ。そう思ったおじいさんは、家へ勢いよく帰ってしまいました。
病は気から
三年とうげで転んでしまったおじいさん。
ここから、一気に気が滅入ってしまいます。
これまで元気だったのが、嘘のようです。
食事が喉を通らず、身体の調子は一向に回復しません。それどころか、どんどん悪化するばかり。特別大病を患っているわけではありません。単に、複雑な状況に巻き込まれているから住まいが危うくなるのです。
負のループが起こり、乗り越えようとするムーブメントが起こる。そこで、行動が成されて初めて問題が解決します。この段階では、おじいさんは、気が滅入ってしまい、行動を起こすことができていません。
まとめ
キレイな景色を堪能できたおじいさん。
しかし、三年とうげで転んでしまい、3年の寿命となっていると思うおじいさん。
この出来事をどう解決していくか。
ここが、物語の山場です。
共感マップを用いて読み取るからこそ、良し悪しをハッキリ確認できる。問題解決型の物語文では、有効なツールであると改めて思いました。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。