三年とうげの授業です。
3場面を共感マップを用いて読み取りました。
ここは、出来事の解決にあたる所です。
トルトリの考え
三年とうげで転んでしまったおじいさん。
「自分は、あと三年しか生きられない。」
三年とうげに伝わる言い伝えを信じて、気持ちが塞ぎ込んでいます。気持ちが滅入っているので、当然治るものも治らない。おじいさんの容態は、悪化するばかりとなります。
ここへ登場するのが、水車小屋のトルトリです。彼は、弱っているおじいさんへこのような言葉をかけるのです。
「もう一度、三年とうげで転べばいいんだよ!」
死にかけているおじいさんに、また三年とうげで転べとは、どういう意味なのでしょうか。
解釈を変える-見え方が変わる-
転けたら、三年しか生きられない。
こんな言い伝えにあるとうげで、また転べ。
おじいさんは、訳がわからなくなります。当然ですよね。3年とうげで転んでしまったがために、寿命があと3年しかないのに、またそこで転べとは・・・。怒りを覚えるのも無理はありません。ところが、トリトリは説明するのです。
「1回転べば、3年生きられる。
2回転べは、6年生きられる。・・・。」
トルトリは、三年とうげで転ぶと、3年長く生きることができると解釈したのです。転けたら、三年しかと思うのか、三年もと思うのか。
解釈によって、見え方が変わることを巧みに描写した物語です。おじいさんは、トルトリの考えに納得して、それを信じることとなります。
さて、おじいさんは再び三年とうげで転ぶことができるのか。それは、次回のお楽しみです。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。