眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

三年とうげ その3 2020年ver

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三年とうげの授業です。

3場面を共感マップを用いて読み取りました。

ここは、出来事の解決にあたる所です。

 

トルトリの考え

三年とうげで転んでしまったおじいさん。

「自分は、あと三年しか生きられない。」

三年とうげに伝わる言い伝えを信じて、気持ちが塞ぎ込んでいます。気持ちが滅入っているので、当然治るものも治らない。おじいさんの容態は、悪化するばかりとなります。

ここへ登場するのが、水車小屋のトルトリです。彼は、弱っているおじいさんへこのような言葉をかけるのです。

「もう一度、三年とうげで転べばいいんだよ!」

死にかけているおじいさんに、また三年とうげで転べとは、どういう意味なのでしょうか。

 

解釈を変える-見え方が変わる-

転けたら、三年しか生きられない。

こんな言い伝えにあるとうげで、また転べ。

おじいさんは、訳がわからなくなります。当然ですよね。3年とうげで転んでしまったがために、寿命があと3年しかないのに、またそこで転べとは・・・。怒りを覚えるのも無理はありません。ところが、トリトリは説明するのです。

「1回転べば、3年生きられる。

2回転べは、6年生きられる。・・・。」

トルトリは、三年とうげで転ぶと、3年長く生きることができると解釈したのです。転けたら、三年しかと思うのか、三年と思うのか。

解釈によって、見え方が変わることを巧みに描写した物語です。おじいさんは、トルトリの考えに納得して、それを信じることとなります。

さて、おじいさんは再び三年とうげで転ぶことができるのか。それは、次回のお楽しみです。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございました。