眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

モチモチの木5 令和2年度版

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モチモチの木の授業5時間目です。

ここが、クライマックス。

研究授業でも、扱われやすい場面です。

目まぐるしい展開。

モチモチの木に灯がつく場面。

そして、じさまの腹痛。

様々な要素が、詰まった場面です。

豆太は見た!

自分には、どうせモチモチの木がキレイに光っている所なんて見れないから・・・。

諦めていた豆太は、宵の口から眠っていました。ところが、夜中になると、クマのうなり声のようなものが、聞こえるのです。

「じさまぁっ。」

豆太は、じさまに助けてもらおうと不安な気持ちでじさまを呼びます。ところが、いつもはすぐに反応してくれるじさまの声が聞こえません。周りをよく見ると、じさまが倒れてうなっていたのです。

「じさまっ!」

今度は、じさまを心配するように呼びました。

じさまは、平気だと言っているけれど、豆太から見ると、とても普通ではない。今にも死んでしまいそうな様子だったのです。

 

豆太は走った!

尋常じゃないじさま。

何とか助けないと。

豆太は、必死です。

表戸を体当たりで、破る。

ねまきのまま。

裸足で。

雪が降っている中を、ふもとの町まで走る。

臆病な豆太が、じさまのために医者様を呼びにいくのです。足が痛くても。

医者様に事情を説明して、再びふもとの小屋まで戻りました。その時です。

モチモチの木に灯りがついてるのです。

今日は、確かに霜月二十日のばん。

でも、灯りを見ることができるのは、たったひとりの子供です。しかも、勇気がある子供だけです。豆太は、興奮して医者様に伝えますが、それ以上にじさまの様態が心配です。

モチモチの木の灯りをよそに置いて、じさまの看病にあたりました。

 

力を出し切った豆太

クライマックスの場面。

じさまの容態の変化。

それを解決するために豆太の行動。

そして、念願のモチモチの木の灯り。

困ったことも良かったことも、グッと極端に振れた場面です。だからこそ、お話の面白さが増すのでは、ないでしょうか。

 

さぁー、次は問題が解決した後のお話です。

今日も読んで頂き、ありがとうございます。