眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

ハルセンその11

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春から先生になる若者に向けて定期的に役立つアイデアや考え方、オススメのものを紹介していきます。

今日のハルセンは、教材研究のポイントです。

 

縦と横の確認

まずは、1年間の流れを掴みましょう。

教科書の目次をチェックします。この学年では、どのようなことを1年通して学習するのかを捉える必要があります。どの順番で学習するのか。これは、教科書会社によって、多少の違いがあります。そのこだわりは、教科書会社のホームページなどに掲載されている場合があるので、読んでおくといいですよ。

 

次は、6年間の流れです。

どのように繋がって、6年間学習が進んでいくのかを捉えるわけです。この見方が必要になる教科は、算数です。例えば、分数の単元です。初めて、分数を学習するのは、2年生です。そして、3年生で、分母や分子、同分母同士の加減計算を学習して、6年生までに通分を必要とする加減計算、そして、分数の乗除計算を学習します。また、分数は、割合にも関係してきます。2年生で始まった単元が、6年まで関係していくのです。どこで、どのような力をつけておく必要があるのかを把握して、授業を組み立てる必要があるのです。

 

俯瞰する力

このように、縦と横を意識して教材研究をすることは、さらに大きなことへ繋がります。それは、教科同士の繋がりも意識できるようになるということです。いわゆる、カリキュラム・マネジメントです。

そこまで意識できるようなるには、少し時間がかかります。まずは、自分が力を入れたい教科で、縦と横を意識する。それは、大きな力となって、自分へ返ってくるでしょう。何の教科を軸とするのか。

考えてみましょう。今日も読んでいただき、ありがとうございました。