「私なんか全然ダメです。」
「他の人から見ると、何もやっていないので」
一生懸命取り組んでいる人に限って、周りからの評価を気にする傾向にあるのかなと思います。
一生懸命できるということは、自分を向上させたかったり、周りに対して貢献したいという気持ちが強かったりするからなのでしょう。
でも、物事には順番があります。
年齢を重ねるように、1歳ずつしか進まないのです。
小学生の子が、「もう小学生は飽きたから、社会人になる」というような無茶はできないのです。
比較対照実験
理科の授業で習う用語に、比較対照実験があります。発芽条件を調べる時にする実験です。一度は、耳にしたことがある用語だと思います。この実験のポイントは、比べる条件以外のものは全て揃える。ここが試験で問われることもあります。
人間の成長も同じです。比べる条件以外のものを全て揃えるためには、比べるのは他人ではありません。条件が揃うはずがないのですから。条件を揃えるためには、自分と比べるしかないのです。過去の自分です。1ヶ月前の自分や1年前の自分。その時の自分と今を比べてみる。比べたいのなら。
他人と比べたところで、違いを感じのは当たり前です。そもそも条件が揃っていないのですから、違うところばかりです。その差を感じて、凹んでいるのは勿体無いだけです。
1年前の自分と比べてみる。違いを感じる。それは、成長です。もしくは、進化です。もし、変わっていないところがあれば、それは自分にとって大事な部分であると思います。また、変わりたかったのに変わることができていないところは、どうしてそうなったのか考えるところです。
過去の自分と比べても、決して凹む必要はないのです。日々起こる様々な出来事ばかりに目を向けていると、大きな流れに気づきません。逆に、俯瞰して、概要ばかり追っていると、日々の変化を見落としてしまいます。虫の目、鳥の目、魚の目で自分を捉えていく。言葉にするのは、容易いことですが、いざ行動するとなると難しい。
難しいからこそ、意識する。
まずは、周りからの評価を気にしすぎるところから自分を解放していきましょう。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。