10月9日、スポーツの日。
今日は、久しぶりの何もない1日です。
映画を観て来ました。岡南シネマタウンへ。
新日本プロレス創立50周年企画映画「アントニオ猪木をさがして」
アントニオ猪木が亡くなって1年というタイミングでの公開です。「これは観たい!」という気持ちで今日映画館へ足を運びました。
圧倒的な存在感
僕が、プロレスに対して最も熱狂していたのは、中高生の時です。それは、1994年から2000年くらいです。新日本プロレスでは、闘魂三銃士が盛り上がり、アントニオ猪木の引退。橋本真也対小川直也の1.4辺りでした。その後は、プロレスよりも総合格闘技を見るようになりました。
リアルタイムの猪木の試合は、引退ロードからです。ムタ戦での毒霧を喰らった顔。ドンフライ戦でのグランドコブラでのフィニッシュ。猪木が全盛期は映像や写真でしか観ていません。
それでも、アントニオ猪木という存在。圧倒的でした。猪木に関する逸話の数々。
どこまでが真実か分かりませんが、とにかく話題性があり、しかも強くてカッコいいスーパースターだったことが良く分かりました。
言葉の魔術師
「元気ですかぁー!」
「元気があれば、何でもできる。」
「1・2・3・ダァー!」
アントニオ猪木の魅力は、強さだけでなく、彼が発する言葉にもあります。
元気があれば、何でもできる!
当たる前なんだけれども、弱っている時にこそ、この言葉の本当の意味を感じずにはいられません。試合での動きで、お客さんを魅了するだけでなく、マイクを持って発する言葉でもお客さんをワクワクさせてくれました。時には、暴動が起こるようなこともありましたが。やはり、猪木の考えていることに、皆が反応する。それだけ影響力の大きい人物だったのでしょう。
その意思を継ぐもの
劇中では、新日本プロレスの棚橋弘やオカダ・カズチカが登場していました。棚橋は、猪木に憧れて新日本プロレスに入門し、プロレス低迷期を支えて、乗り越えた功労者です。猪木という存在の大きさを一度捨てて、新日本プロレスを今のように立て直した。だからこそ、今猪木の存在を受け入れられるようになっているのでしょう。加えて、今の若手は棚橋に憧れてプロレスラーとなっている。時代は繰り返されているのです。
映画の感想
プロレスを知らなくても、アントニオ猪木という人物の凄さが良くわかる映画になっていると思います。近い将来、歴史漫画で「アントニオ猪木」が図書室に並ぶ日を待ちわびています。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。