Amazonからあなたにオススメと言うので買ってみました。
成果を上げて5時に帰る教師の仕事術/岩瀬直樹著
今年度は、比較的早く帰宅できていますが、それまでは・・・退社時刻が、21時は当たり前、22時になることもしばしばでした。
今年度以上に次年度は仕事のクオリティも向上しつつ、早く帰宅するという欲張りなことを考えているので、読みました。
以下は、読書メモです。
正しく自分に当てはまってる・・
先生の仕事って、やろうと思えばいくらでもあるんです。特に担任の場合は。だから時間をかけようと思えば、際限なく・・・。教室の掲示をこったり、学級だよりを書いたりなどなど。そうなると、遅くまで残ることになることが常態化する。
「遅くまで仕事をしている=仕事ができる」という考えを持っていました。岩瀬さんがこう書いていましたが、僕も全くそうでした(笑)
さらにです。
いい先生になりたい➡︎学びの場に出かける➡︎余暇を削ることになる➡︎余暇を削って学んでいる自分がカッコいいこのサイクルにも僕自身も見事にはまっていました(笑)何ならまだその傾向は残っているかもです。
テストはその場で丸つけ
岩瀬さんは、テストをやったその場で丸つけして返すようにしたそうです。できた人から先生に持って行って、採点してもらう。そうすることで、ほぼ授業内で採点も終わるし、子供にとっても自分の間違えたポイントや理解しきれていないところがすぐ分かり、いいとのことでした。
学校によって、テストのやり方が決まっている場合もあるので、そのまま実践することは難しいかもしれません。
僕の場合も、テストが終わり回収したら即採点を始めます。1日に国算理社の4教科テストした場合でも、テストをしている間や休み時間などを使って採点するので、できる限り放課後に採点が残らないようにしています。
なので、テストの翌日には返却、返却した日にはテスト直しを宿題にするので、まぁーこれは出来ていることになります。
会議の時間を短くする
岩瀬さんは、会議を短くする方法として、プリント(資料)を作成する。資料の中には、アジェンダ(会議の時間割)と会議の目標を記すようにしているそうです。また、会議では、タイムキーパーを設けて、意見を可視化するためにホワイトボードを使っているそうです。
意見の可視化をするだけでも全員参加の会議になり、場に活気が生まれると思いますが、今の職場ではなかなか・・・。
授業では、1時間に対してめあてを設定し、活動を行い、振り返りをするのが大切と言っておきながら、職員会議では何を話し合うのかが、不透明・・・時間だけが過ぎていく・・・こんなことはしばしばです。
ホワイトボードを使った会議は岩瀬さんの著書、『信頼ベースのクラスをつくる よくわかる学級ファシリテーション』シリーズで詳しく書かれています。興味のある方はこちらも。
よくわかる学級ファシリテーション?―かかわりスキル編― (信頼ベースのクラスをつくる)
- 作者: 岩瀬直樹,ちょんせいこ
- 出版社/メーカー: 解放出版社
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チームでがんばる
担任ひとりでがんばるには、限界があります。岩瀬さんは、チームでがんばればよいと言われています。学年団に任せるところは任せていく。そうじゃないと、担任にばかり負担がいくようになってしまいます。チームで目指す方向性を共有して、それに向けて進んでいく。教師個々のスキルを掛け合わせ、強い集団を創っていく。学級作りも職場づくりも同じですよね。
まとめ
自分の引き出しを毎年増やしていくために、やはり先生自身も学び続ける必要があるなと改めて感じさせられた1冊でした。
ただ、学んだことをちゃんと授業など日々実践して、振り返り、よりよくしていくことが大切ですね。「学びが楽しい」という姿を子供に見せていきたいと思います。
今日も読んでくださって、ありがとうございました。