いつまでも自分が若い。
気持ちの上では、ずっと大学生気分です。
でも、先生になって、15年が過ぎました。
職場では、上から数えた方が早いのです。
うちの職場の平均年齢は、公立小学校と比較すると、随分若いです。しかも、外国人が6人いるので、多様性に富んだ環境です。
開校6年目の新設校なゆえ、伝統や歴史はありませんが、革新性やチャレンジ精神は、凄まじいものがあります。それは、今まさに歴史を創っている。自分達がしていることが、後々に引き継がれていくものになる。そのようなものを生み出しているように思えます。
それは、特別な行事だけでなく、日々の授業でもです。いや、日々の授業こそより良くなっているように思えます。
授業が一番の武器
僕は、初任者担当をさせてもらっています。
今年で、3年目です。
指導する立場として、充分なことが出来ているとは、到底思いません。僕が、いつも伝えていることは、これです。
授業を聞いてくれないとか、子供が真剣に話を聞いてない原因を子供に向けるのは、芸人さんが、客が笑わなかったのは、お客さんさんにセンスがないからだ。
こう言ってるのと同じです。やはり、自分の準備や技量が足りないから、子供が興味を持ってくれないと思うのです。勿論、若いうちは、技術がなく、苦労することは、あります。それでも、「どうすれば、自分の話に耳を傾けてくれるのか」ということに注視して、授業をしていく先生は、確実に素晴らしい授業をするようになるのです。これは、技術的な側面もありますが、大きくはマインドです。マインドが、技術を磨くのです。
それをいつまでも、子供のせいにする。
聞かないのは、子供が悪い。
そこに留まっているのは、成長ありません。
指導が伝わる喜び
3年前、初任者担当で指導した先生達が、今では担任をしています。格段に、板書や授業展開上手なっています。僕自身が、取り入れたいなぁと思うことまでしています。また、学年をまたがるような行事でも、場を創って子供たちを惹きつけて、話せるようになってきました。
ここは、管理職も評価してくださいました。
若手が育っている。
僕にとっては、これが一番の喜びです。
自分がやったことが、上手くいく。
これも嬉しいですが、今はある程度は何とかなるのです。それよりも、若手がもがいて一生懸命考えたことが上手くいった方が、何万倍も嬉しいのです。
そんな嬉しさに、この所出会う機会が多くあります。自分のクラスの子供の成長も嬉しいですが、それ以上に嬉しいのが若手の成長です。今の僕には。
トットと、自分を越えて欲しい部分と、自分も切磋琢磨していく。この両面を抱えています。
僕は、チームの力を高めていきたい。最高のそして最強の集団になりたいのです。
なにはともあれ、若手が、むっちゃ成長していることに乾杯をして、今日もビールを飲んでいるそんな僕です。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。