眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

三年とうげ その1 2020年版

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三年とうげの授業が始まりました。

昨年度も3年生を担任していたので、1年ぶりの授業です。しかし、教科書の改訂に伴い、単元の目標が変わっているのです。今年度の目標は、「物語の組み立てを捉え、民話を紹介しよう」です。昨年度の単元目標は、「面白いと思うところを紹介しよう」でした。同じ教材でも、ゴールが変わってる!学習指導要領が改訂されたので、授業をステップアップさせられる教材です。

 

始まりは・・・

昔話や民話における始まりは、紹介です。

むかし、むかしありところに・・・

Once upon a time・・・

言語は違えど、物語を紹介するところから始まります。つまり、物語文で抑える必要があるポイントが記されています。時・場所・時間をおさえるところです。

 

三年とうげは、どんなところなのか

まだ、人物が出てきていないので、この場面では、三年とうげを視点において、読み取りました。1場面は、短いですが、三年とうげがどんな所なのか記されています。しかも、春と秋で見える景色の違いを対句で表現されているために、色鮮やかな景色の違いを言葉の表現から読み取ることができるのです。

そのためには、初読でにおいて物語の5つのポイントを知るために読むこと。そして、共感マップを場面ごとにかくことが必要です。

 

三年とうげにとって良いことは?

1場面は、三年とうげを視点として読みときました。三年とうげにとって、良いことは何か。

また、困ったことは何か。

美しい景色を見せることができるが、怖い言い伝えがある。やはり、物語に於いては、表裏一体が物語をスリリングにする要素ですね。

物語の序盤で、如何に場面設定を細かく表現するか。これが、読者が物語に引き込まれていくポイントですよね。そう言った視点から見ると、『三年とうげ』というお話は、よく練られた物語だと思います。

 

そして、この授業の最後は、三年とうげに伝わる言い伝えを全員でリズムよく音読することで終えました。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございました。