眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

【読書感想文】AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争

f:id:meganenokagayaki:20210829165957j:image

毎年8月15日前後になると、終戦に関する報道がされます。今年は、東京都が緊急事態宣言中のため、参列者は過去最小の200名だったということも大きく報道されていました。

 

終戦から76年という年月が経ちました。

 

僕の子供たち、そして僕たち世代にとっても第二次世界大戦は、教科書で知ったことであったり、映画や小説で見てきたものなのです。

祖母や祖父は、戦争を経験していた世代なので、何度か話を聞いた記憶がありますが、あまり多くを語ることもなく、「あの時は大変だった」ということを教えてもらった位でした。

 

第二次世界大戦は、シロクロの映像や写真でしか見ることがなかったので、どこか遠い出来事でした。

 

ですので、この本に掲載されている写真を見て、とても大きな衝撃を受けました。

f:id:meganenokagayaki:20210829172108j:image

当時の写真をAIを使い、カラー化した写真。

たしかに、この時代に生きた人は、このように見えていたわけです。シロクロの世界じゃない。一気に自分と戦争の距離が近くなったように思えました。

特に、この本では、戦前・戦中の家族の様子や子供たちの様子も数多く紹介されています。きっと、祖父母は、このような景色を見て生きていたのだろうなと思いました。写真を見ながら、このような日常を奪ってしまう戦争は、本当に良くないことだ。

この気持ちが強くなりました。

 

著者である庭田杏珠さんと渡邉英徳さんは、記憶の解凍プロジェクトというものに取り組まれているそうです。

「記憶の解凍」ARアプリ

「記憶の解凍」ARアプリ

  • 英徳 渡邉
  • 写真/ビデオ
  • 無料

 

カラー化された写真を見て、気になって方は、是非本を手に取ってみてください。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。