今日は放課後がメイン。
ヘチマのために、ネットを設営。
2階のベランダから、ネットを3つ繋いで準備。
今年は、どのくらい駆け上ってくるのかが楽しみです。専ら、昼休みの仕事は運動場の畑への水遣りです。
そして、後輩との社会科読書会です。課題本はこちらです。
理論編を読み終わったので、今日から実践編。
掲載されている「室町時代時代の文化」の授業実践前半を一緒に読みました。
著者である宗實先生は、この単元で自由選択型の授業実践をされています。自由選択型とは、大きなテーマは全員共通だけど、そこから派生した個別のテーマを設けて、自分自身で学び方やまとめ方を選択しながら学習するものです。
この単元は、6時間の実践が掲載されています。今日は、前半の3時間目までを一緒に読んで話をしました。
主に話題に上がったのが、3つです。
- 学習問題のたて方
- 振り返りの内容
- 個人格差
①学習問題
社会科では、単元ごとに学習問題をたてるようになっています。学習問題とは、この単元を通してどんなことを学んでいきたいのかということです。これを子供たちと一緒に考えることになっています。教科書もそのような構成となっています。単元の導入時に、興味を引くような資料を子供たちへ提示することにより、学習に対して意欲が高まるような仕掛けをしていくものです。仕掛けと書きましたが、これを生み出すのが非常に難しい。何年経っても、学習問題をたてるところは苦労しています。こちらから提案するだけだと味気ないので、悩ましいところです。本では、和室の写真を提示して、これが室町時代から500年続いていることに気づかせるという展開でした。日頃から、様々なものに興味を持っておく必要性を感じました。
②振り返りの内容
授業の終わり5分で振り返りをしていることが、本で紹介されていました。自分の感覚からすると、非常に内容の濃い振り返りが短時間で出来ていることに驚きました。理論編で、振り返りの方法や内容について紹介されていたので、、これを基に継続することで振り返りの質は向上するのだと思います。
思えば、自分自身も感想の書き方なんて習ったことないなと思います。たくさん書いて、行数を稼げばいい。この程度です。
そうではなくて、内容に踏み込むためには、型を示す必要があります。型に沿って、まずは書く。それを継続するから自分の色が出てくる。
この型は、3年生から継続されるとよりいいですよね。勤務校では、それを目指して宗實先生が示している型を社会科担当者で共有しました。
③個人差
自分の問いを立てて、自分で調べていく。
そうなると、上手く出来る子とそうでない子が現れることになります。差が生まれることは、
仕方がないことです。ただ、これをどうやったら減らすことができるのか。これは、教師の課題でもあり、子供たちの課題でもあります。
協働で取り組むことや教師による声掛けなど様々なことが出来そうです。ただ言えることは、差があることが問題ではない。そして、差をなくすことが解決でないということです。それぞれが考えた問いを解決できるようにすることが一番の目的です。
上手くいかないこともあるでしょう。
そこから何が原因なのかに気づく。
これは、振り返りが重要となってきます。
失敗することを推奨する。
上手くいかなかった事例をたくさん集めることを良しとする雰囲気、文化を創っていきたいです。人は、失敗したことをせめる風潮にあります。失敗が見つかって、良かった。何故なら、成長する機会に出会えたのだから。
こう言える教師でりありたいです。
まとめ
後輩が、2学期に社会科で公開授業を行います。それに向けて、一緒に学んでいる最中です。扱う単元が、第二次世界大戦のところです。戦争の単元は、なかなか授業をするのが難しいところです。そこに、果敢に攻める姿勢は見習わないといけません。年齢をかさねると攻めることをしなくなるもので。ICTを活用しながら、子供たちと一緒に平和について考えを深める授業をするために、勉強中です。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。