お手紙の授業実践第2弾です。
ここから、共感マップを活用して内容を捉えていきます。この物語は、がまくんとかえるくんの会話を中心に描かれたものなので、誰が何を言ったのか。これを把握させるために、共感マップは、打って付けのツールだなと思いました。
がまくんは何を思う
物語の序盤です。がまくんは、玄関の辺りでぼんやりと座り込んでいます。そんなところに、友達のかえるくんがやってきました。彼は尋ねましました。
「どうしたんだい?」
さすが仲良しですよね。一瞬で、友達の異変に気づけるなんて。すると、がまくんは答えます。
「この時間が、一日のうちで一番嫌なんだ。手紙を待っているのが。」「僕は、一度も手紙を貰ったことがないんだ。」
これは、なかなか重たい話ですよね。
それでも、かえるくんはがまくんの話を一生懸命聞いています。しかも一緒に手紙を来るのを待ってくれています。
文章を読みながら、がまくんの行動をまとめる。
そして、気持ちを想像する。それが、1枚の共感マップにギュッとまとめられる。これまで、様々な教材を共感マップを使って行なってきましたが、ここまでマッチした作品は少ない気がします。それだけ、人物の心情を描いた作品なのだろうと思います。
共感マップにまとめた後は、二人が並んで待っている間に何を考えていたのかを吹き出しにセリフとして書き込ませました。
今回は、徹底的に気持ちを考えさせる活動を取り入れていきます。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。