一昨日の香川大学教育学部附属高松小学校に引き続き、今日は岡山大学教育学部附属小学校自主研究発表会に参加して来ました。4年振りの対面での開催ということで、多くの先生方が参加されていました。僕の感覚では、学生が多く参加していた印象でした。
公開授業を2本参観できるようになっていたので、2年生算数「分数」と6年生社会科「国連の働きと日本の国際協力」を参観しました。
チョコレートを分けよう
板チョコを1/2・1/3・1/4に分けるには、どうしたらいいのかを考えた後、粒チョコ12個を1/2・1/3・1/4に分けるにはどうしたらいいのかを考えていました。アレイ図を活用しながら、どうしたら上手く分けることができるのか。上手く分けることができた時の子供の表情が良かったです。12個の次は、15個・18個と違う数で考えていました。15個は1/2や1/4に分けることができない、18個は1/4に分けることができない。そこから分けることが出来る時とそうでない時の違いも考えていました。
活動が多く、考えを共有する時間が少なかったのが勿体ないと感じました。
どのような支援をしている?
世界の中の日本の役割を学習する切り口として、ウクライナ侵攻を題材としていました。単元の構想としては、ウクライナ侵攻が人々へどのような影響を与えたのかを学習した後、「日本はウクライナをどのように支援しているのだろう」という学習問題を解決するために調べていきます。本時は、学習問題を解決場面でした。調べていく過程では、JICA、UNICEF、NGOの支援についてゲストティーチャーを招いて話を聞いていたようです。今日も、各団体の方が、授業に来られていていました。まだはっきりしていないことを質問していました。
グループでの話し合いを発表して共有しながら、先生が板書でまとめていました。
日本は、「軍事支援をしていない唯一の国」という言葉を子供たちはどう捉えたのだろう。この言葉が、日本の支援の意味を考えていくところで、プラスの作用になっていないように感じました。
公開授業を通して
どちらの授業も、授業終了時刻を過ぎてもまとめの段階にまで辿りついていないために、大幅に過ぎていました。これが当たり前なのかなぁ。それから、GIGAスクール構想によって1人一台のタブレット端末が導入されているにも関わらず、全く使用されていませんでした。タブレット端末を使わないからいけないことはありませんが、考えの共有の部分では、使用した方が、簡単に短時間に共有できるのになぁ。授業研究をしている附属小学校なのに、こんなにも活用が遅れているのは、正直驚きでした。授業スタイルが、平成のまま。ペタペタ黒板に貼りものをするとか毎時間しているのかなぁ。
香川で感じたこと、今日感じたことを週明けに校内で共有しよう。僕たちには、もっと出来ることがあるはずだ。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。