眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

◆解決志向ブリーフセラピー◆

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本から本への数珠つなぎ

『学校の「当たり前」をやめた』

千代田区麹町中学校校長工藤勇一さんの書籍で紹介されていた一冊です。

教育相談やカウンセリングについて、学びたいと思って購入しました。本の中で紹介されている本。これを読んでいくのが、僕のブームです。こうやって、幅を広げていくのが、楽しいのです。

 

■ 解決志向って??

解決志向の反対は、問題志向。

事柄に対して、どこに原因や理由があるのか探していく。トラブルが起こった時に、色々とその原因を探していきますよね。でも、原因や理由を探すことが目的になってしまう。解決に辿り着かないことは、ままあります。

過去は、変えられない。原因や理由に焦点を当て続けても解決には向かわない。課題を解決していかないと次へは進めません。

解決志向は、未来に焦点を当てた考え方です。質問によって、行動を起こさせるのが解決志向ブリーフセラピーです。本文の中では、こう書かれています。

「解決」について知る方が問題を把握することよりも有用である。

 

■ ゴール設定

問題を解決するには、ゴール必要です。もちろん、未来を意識したゴール設定が必要です。

一言で「未来」と言っても、そこには3つの段階が存在するようです。

1.義務&必要

→こうなるべき、こうなる必要がある。

2.希望・夢・願望

→こうなりたい、なって欲しい。

3.必然的進行

→当然そうなる。

3番の段階まで言えると、相当強いですよね。

多くの人が、2番止まりです。または、べき論にとらわれてすぎてしまいます。

それでは、3番の段階まで行くためには、良いゴール設定が必要です。良いゴール設定をするための条件も記されています。

 

  • 大きなものではなく、小さなものであること
  • 具体的なできれば行動の形で記述
  • 肯定形で語られていること

 

この3つは、学期のめあてを考えさせる時に有効だなと思います。「○○を頑張る」というめあてではなく、「○○ができるようになる」という形がいいことを表していますね。

 

■ まとめ

質問の重要性、そして質問の技術向上が肝だなと思いました。学校の先生は、児童・生徒との面談や保護者との面談など面談をする機会が非常に多いです。カウンセリングやコーチングを意識して学ぶ必要がありますね。この本は、多くの先生に読んでもらいたい1冊でした。

 

今日も読んでくださってありがとうございます。

 

 

森・黒沢のワークショップで学ぶ解決志向ブリーフセラピー

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