「どう書けばいいの?」
文章の書き方って、学校では系統だって習わないですよね。義務教育の9年間、文章を書く場面は、数多くあります。それでも、書き方を継続して学ぶことはありません。多くの国語の教科書では、読解文と読解文の間に書く単元が設定されています。
書く単元は、さらっと扱うことが、多いです。話す・聞く単元も同じ感じ。やはり、読む単元が重視される傾向にあります。
「どう書かせればいいの?」
教える側も、書かせる指導を受けたことがないので、多くの先生が書いてきたものに対して、赤ペンを入れるという事後指導になってしまいがちです。
昨年1年生を担任した時に書いた記事です。
1年生から、「表現することは楽しい!」
この気持ちが大切ですよね。自分の思ったことや感じたことを文章で書く。そこにイラストなどの表現があってもいいと思います。「て・に・を・は」などの文法も大事ですが、低学年のうちは、添削よりも書いたことを受け止めたコメントを書く方が、子供たちの書く意欲が伸びます。
書くことがない・・・
こうやって、ブログを書いている僕自身も小学生の時は、文章を書くことが嫌でした。面倒くさいじゃないですか。大体、作文って「最低原稿用紙1枚以上」とか文量が決まっている。無理やり字数を稼ぐように、ひらがなで書いたりなんかして・・・。
それに毎日日記の宿題が出た年もありました。確か、小学校3年生の時です。毎日だと、書く題材がなくなってきます。ある日、僕は「書くことがない」ということを日記に書きました。
- 毎日、何かがあるわけじゃないこと。
- 日記を毎日書くのは、大変。
- 今日は、書くことがない。
- だから、書きたくない。
こんな事をつらつらと書いたことを今でも覚えています。正直、先生への文句のような日記を書きました。
するとです。先生はこの日記を、「自分の気持ちを素直に書いている日記」として学級便りに載せてくれました。
この時は、びっくりと同時に嬉しかったことを覚えています。自分の気持ちを受け止めてくれた気がしました。
25年以上前の話を未だに色濃く覚えている訳ですから、僕にとっては非常に大きな出来事だったのでしょう。
まとめ
僕が感じたような気持ちを、今度は僕が子供たちに感じられるような教師でありたいです。
書くことで、自分を表現する。これだけ、発信する力が必要とされている時代だからこそ、自分らしい文章を書けるように、取り組んでいきます。
今日も読んでくださってありがとうございます。