何が大事なのか考えさせること
先週のニュースです。小学5年生。夏休みの宿題で、割り算の筆算をする時に定規を使わずに線を引いていた児童に全てやり直しをさせる教師について、ネットニュースに流れていました。
その先生は、保護者から説明を求められた際に「学校で決まっていることです。」と答えたそうです。
決まりをまもること。
これは、大切なことです。
ただ、守らせる側は、その決まりが本当に必要なのかを考える必要があると僕は思います。
その先生は、筆算の横棒を5年生が、定規を使って引く必要があるかどうか考えたのでしょうか。
決まりだから守りましょう。
これは、自分で考えてないと言っている事と変わりはありません。
子供は、鋭いです。
「どうして決まりだから守らないといけないの?」
こんな質問をされた時、「そんなこと言うな!」と突っぱねるような教師でありたくありません。
理由をつけて説明できる。
もちろん、納得してもらえない場合もあるでしょう。それなら、話し合えばいいんです。子供と教師が、同じ土俵乗って話す。大切なことだと思います。
突っぱねる教師は、土俵に乗りたくないのです。乗るのが、怖いから。
僕は、感性や好奇心は、子供の方が高いと思っています。子供が不思議に思うことは、なるほどと思うことが多いです。ただ、それが全て通るかどうかは、やはり違います。経験を通して学んできた蓄積が、大人にはあります。
そこを戦わせる。
すると、すっごい面白いものが生まれると思うのです。子供と膝を突き合わせて、話す先生になって欲しいと若手には、話をいつもしています。
考えて行動。
行動して、修正。
修正して、行動。
今日も読んでくださってありがとうございます。