僕の授業を若手が見にきます。
週に2回は、必ずです。
以前書いたよそ行き授業と名付けた授業をしています。
でも、最近はちょっと趣向を変えています。それは、ちょっと真似が出来ないような授業を見せることです。見てコピーできる授業よりも、これは自分にはまだ出来ないような授業を敢えて見せるようにしています。
憧れる場づくり
関西生まれの僕の憧れは、上岡龍太郎さん・やしきたかじんさん・上沼恵美子さんのトークです。お三方の番組を見て育ってきた僕は、三人の場作りが極めて重要な意味を持っています。周りに話を振って聴く技術の素晴らしさ、加えて一瞬で自分で笑いをかっさらう技術に憧れています。あんな場づくりを授業でやっていきたい。これが、僕の目指している授業です。
解釈は見た人がしてくれる
子供同士、子供と僕のやり取りで作られる授業なので、よく脱線することもあります。自分が子供とのやり取りを楽しむように授業展開しているので、若手には、すぐに活用できることは、少ないはずです。
ましてや、その場で、子供たちが興味が持てるような話題を盛り込みますから若手には、自分に活用できない。そのように思われる授業になっています。申し訳ないなぁ。そう思っていました。
ところが、見学した内容を自分なりに解釈し、意味付けしてレポートを書いています。
自分は、何気なくしていることに大そうな意味づけをしてくれる。とても気恥ずかしいです。
まとめ
教師になって、15年目です。
最近は、教科を教えるというよりも、自分の考えや生き方を教科という切り口を活用して伝えている。そんな感じになっています。もちろん、教科でおさえるべきポイントは、確実に捉えながら。ただ単に知識を伝えるのが、教師ではない。大人という生き方を伝えるのが、教師の役目なのだ。そう思います。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。