春から先生になる若者に向けて定期的に役立つアイデアや考え方、オススメのものを紹介していきます。
今日のハルセンは、教材研究です。
指導書通りは、良くないの?
小学校の先生は、複数の科目を指導します。
どの科目の授業も大事です。
でも、全ての授業に全力投球のような準備をしていては、身体を壊してしまいます。
そうならない為に、指導書に頼りましょう。
指導書通りの授業というのは、マニュアルに沿ったようなイメージなのか手抜きのように思われがちです。決してそんなことはありません。
何故なら、指導書というものは、教科書会社が、教科書を編纂されている先生と協力して、モデルとなる授業を提案しているので、考え込まれた授業案なのです。
指導書を読み込むほど、その凄さを感じます。
そして、書かれているように授業をしてみる。
これが、大事なのです。
上手くいかないから上達する
指導書通りに授業を行い、書かれているような反応が子供たちから返ってくる。
なんてことは、殆どありません。
ほら、やっぱり指導書の授業は良くない。
そうではなく、違う反応を掘り下げることが大事なのです。どうして、そうなったのか。
自分のクラスの実態に合った活動ではなかったのではないのか。または、伝える順番が違ったのではないのか。要因を洗い出して、自分なりに考察しましょう。そこから、少しずつ変えていく。
指導書通りやって、上手くいく。
そんな訳はないのです。
上手くいかないから、考える。
そうやって、取り組むからこそ上達する。
技術を磨くとは、そういうことだと思います。
授業は、テクニックではなく、スキルです。
インプットした事をアウトプットしないと、上達しません。インストールするだけでは、いけないのです。
まとめ
まずは、指導書に頼りましょう。
その中で、深めたい科目を1つ見つける。
その科目を中心に、教材研究を行う。
それを毎年行う。
すると、5年経てば、どの科目でも高い水準で授業を行っていける土台ができます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。