久しぶりに、読書感想文シリーズです。
今回の本は、青山雄太さんが書かれた1冊。
『先生が知っておきたい「仕事」のデザイン』です。
副題には、「教師1年目から1年間の見通しがもてる思考法」とあります。
丁度、今の僕の課題が「見通し」だったので読んでみました。この本から、得たことを紹介します。
①ビジョンを描く
青山さんは、仕事をデザインをするためには、3つのステップが必要であると言われています。
- ビジョンを明らかにする
- 多数の道筋を描く
- 継続に落とし込み実行する
まずは、ビジョンなのです。
ここでのビジョンとは、自分が本当に成し遂げたいものを指します。何をしたいかというよりは、どう在りたいかというところでしょうか。いわゆる、「目的」ですよね。これを自分の中で明確にすることから始めよう言うわけです。
僕の場合は、「学ぶを楽しく、楽しく学ぶ」ということを体現していきながら、世界で活躍する人材を育てるということを掲げています。こういうことでしょうか。
初任者にも、必ず在り方を考える時間を設けています。ここがしっかりしないと、「先生」という仕事は、楽しくないし、しんどいのです。あってもしんどいですが。ビジョンには、正解があるものでないので、其々が自分のビジョンを持つ。それをもとに、様々なアイデアを考えて、実行していく。だから、ビジョンを発表する場や共有する時間を設けるといいですよね。
付け加えると、学校のビジョンも創っていく。先生同士でそういうことができて来るような職場を作っていきたいものです。
②自分の足
遠足や校外学習などの行事計画は、例年を踏襲するだけでなく、まずは自分自身で作ることを青山さんは勧めています。作るためには、自分の足で歩き、その感覚を大事にして、より良くしていく。
下見に行って、実際に歩いてみる。
遠足の場合であると、ここでお弁当を食べることができそうだとか、トイレはここにあるのか、集合場所はどこがいいだろうと、現地を見ないと分からないことが、たくさんあります。そして、ここに来ることによって、どんな体験ができるだろうと学習材を探すことも大切です。
さらに、子供たちが作れる場所を残しておく。これが、大切だと言うことです。子供たちの中から、実行委員になりたい人を募って、一部を任せる。自分たちで計画して、実行する経験は、大きな学びとなりますよね。
③朝の時間
では、このように様々なことに見通しを持つためには、思考するための時間を毎日キープすることが大切であると青山さんは言っています。有効的な時間帯として、朝がいいようです。朝の15-20分程度の時間を毎日キープして、大事なことを考える。
毎日がポイントでしょうね。習慣化してしまう。
僕の場合、出勤前か出勤してから始業までの時間かな。しかし、出勤しちゃうと仕事モードになるから考えるのは、難しそう。やはり、出勤するまでの時間ですね。そこは、手帳を使った作戦会議時間に充てるようにしてみます。
まとめ
先生それぞれがビジョンを持って、様々なアイデアを出して、実行していく。そういう先生が、増えてくると、面白い学校が増えていきそうですね。先生たちが、多様性の方に舵を切るように。そこに向けて、僕自身も目一杯面白いことに挑戦していきます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。