眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

多様であることがステキ

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4月となりました。2023年度の始まりです。

岡山では、桜が見頃を迎えています。有難いことに、雨が降っていないので花びらが散らずに、私たちを楽しませてくれています。

さて、4月1日に講演会へ参加しました。

西任暁子さんの講演会です。テーマは、『誰が聞いても分かりやすい話し方』です。出版記念講演会でした。知人から紹介していただき、さん太ホールへ行って来ました。会場に足を運んで、話を聞くという機会は本当に久しぶりでした。

およそ90分間の講演でした。そのお話の中で、僕が受け取ったことを3つ紹介します。

 

①ありのままを伝える

話が伝わらない。

誰しも経験したことがありますよね。

これを解決するためのシンプルな考えは、「自分のありのままを伝える」だけ。西任暁子さんは、冒頭から繰り返しこの言葉をおっしゃっていました。

 

ただ、これが上手くできない。それは何故なのか。

それは、自分を良く見せようと繕うから。見せたい自分という額縁に当てはめて、話をするから伝わらないと西任さんは伝えてくださりました。

 

シンプルな解答だからこそ、難しい。

そして、ありのままを出すことへのブロックがかかっています。人は、「べき」をたくさん持っているのです。この「べき」を捨てるのは、なかなか難しいです。最初のステップは、自分の持っている「べき」に気づくところからなのでしょう。

 

②聞くことについて

自分は、人の話を聞いていない。

自分は、プロセスをあまり伝えていない。

西任さんは、「まず、ここを自覚してみましょう。」と言われました。確かに、家族と一緒に過ごしていても、どんなことを思っているのか。どんな気持ちなのか分からないことがあります。お互いそうかもしれません。家族でも分からないことはあります。

いや、家族だからこそ、余計に分からなくなっているのかもしれません。プロセスを伝える。心が通った会話。それを互いに聞き合う。その大切さを教えてくださいました。

 

③話し方について

講演中、西任さんの話し方に注目していました。体の向きを適度に変えながら、全方向に向かって話されていました。また、身振り、手振りを上手く使い、リアクションを大きく取っていました。そして、声のトーンは、落ち着いた感じ。強調したい時は、少しトーンを上げていました。さらに、言葉の言い換えの巧さを感じました。例えば、戦争、いさかい、争いと同じ事柄でも表現を変えて話をされていました。最後に、結論を伝えるのではなく、こちらに対して「いかがでしょう?」と投げかけて考えさせるような締めくくりが多かったです。

 

まとめ

あっという間の90分間でした。リアルな講演会は、何年振りだったでしょう。やはり、スピカーと同じ空間で聴く講演は、画面越しに見るそれとは全く違うものです。熱量を感じました。話し方がテーマの講演でしたが、話すよりも聞くこと。聞く前に、自分の在り方を考えさせられた講演会でした。

 

 

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。