僕は、ダメな父親だ。
父親になって、12年。
我が子に合わせるような事をしていない。
していないは、言い過ぎた。
あまり、していない。
僕は、我儘だ。
子供に合わすよりも、自分に引き寄せる。
僕が好きなものに、引き寄せる。
極めて、我儘だ。
その我儘に成功している。
娘は、音楽を好きになった。
息子は、ラジオが好きになった。
二人とも、ドラえもんが好きになった。
二人とも、読書が好きになった。
二人とも、学ぶようになった。
僕はダメな父親だ。
ひとりでウロウロする。
子供に合わせて話をしない。
「今日は学校に行きたいくない」
という息子を、全力で休むように説得する。
そもそも、我が子の成績に興味がない。
「勉強しろ」と言ったことがない。
子は親に似る。
本当にそうだ。
息子は、深夜ラジオを聴きたがる。
娘は、音楽を聴きたがる。
二人は、ドラえもんを読みたがる。
そして、きっと成人すると。
二人は、きっとお酒を飲みたがる。
飲みたがるまで、僕は生きたがる。
じゃないと、面白みが半減する。
その面白みが、面白いと思って貰えるのか。
答え合わせを二人にしてみる。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。