眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

社会科見学ツアー3日目in倉敷市

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社会科見学ツアーも3日目、最終日を迎えました。1日目、2日目を読まれていない方は是非こちらからお読みください。

社会科見学ツアー1日目in岡山市 - 眼鏡のカガヤキ☆

社会科見学ツアー2日目in備前市 - 眼鏡のカガヤキ☆

 

国際交流を推進する倉敷市

さて、3日目は倉敷市を訪れました。観光地として、有名な倉敷市。外国人の方もたくさん訪れています。どうして、外国人の方は倉敷を訪れるのでしょうか。

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白壁の建物が立ち並ぶ街並み。

古き日本の風景を残している倉敷の街並みは、日本人も魅了されます。「日本」の歴史や文化へ興味がある外国人の方なら、尚更古き街並みが残されている倉敷へ興味を抱くことでしょう。僕が訪れた時も、アジア系の方やヨーロッパ系の方など、たくさんの旅行者が美観地区を散策されていました。食べ歩きが出来たり、デニムを中心とした和柄のお土産物を購入できるお店もたくさんありました。

コロナが5類となったことで、来年も多くの外国人の方が訪れる場所となりそうです。

 

山田方谷と三島中洲

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美観地区にある倉敷市倉敷物語館へ訪れました。ここは、江戸中期に建築された旧東大橋家住宅を改修した観光・文化施設です。展示室には、日本遺産に認定された倉敷市のことが紹介されていました。北前船寄港地のパネルが非常に興味深かったです。伊部を訪れた時にも、北前船を紹介する看板がありました。「北前船」について来年は調べていきたいです。寄港地を巡る旅も面白いなと思っています。

さて、この敷地内に展示されていたのが「渋沢栄一と三島中洲」です。

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渋沢栄一は、新しい1万円札の肖像画として選ばれている人物。不勉強な僕は、三島中洲は知りませんでした。この展示室を見学することで、山田方谷を師事していたのが三島中洲であることを知りました。「陽明学」で繋がっている。今年、内村鑑三の『代表的日本人』から始まり、中江藤樹・熊沢蕃山・津田永忠と陽明学が関連している人物を掘り下げていきました。今は、その陽明学について絶賛勉強中です。そして、年末にまた陽明学が関係する三島中洲と出会う。さらに、興譲館の阪谷朗廬も三島中洲は同郷ということで関わりがあったそうです。

岡山が教育県と言われるのは、江戸・明治期に多くの人物を輩出したことが由来していることが、本当によくわかりました。

 

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この街並みは、大切に残していかないといけません。それは、日本人にとっても大事なものです。観光という要素もありますが、岡山県民は岡山のことを学ばないといけません。往々にして地元民は、住んでいる土地に対して興味がない傾向がありますが、岡山は群を抜いて自分たちが住んでいる場所に関心を持っていない人が多いように思います。

 

まとめ

3日間の社会科見学ツアーを通して、足を運んで自分の目で確かめることの大切さを痛感しました。情報が簡単に手に入る時代だからこそ、体験することが重要だし、経験したことは自分の糧になる。2024年は、もっと現地に足を運んでいきたいものです。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございました。