今年は、3月31日が日曜日。
年度変わりと月曜日が一致するのは、何だか気持ちがいいと思うのです。そんなことないですか?週の途中よりも、週明けから始まるというのが、いい年度の予感を勝手に感じています。
ふと、3月31日は何の日だろうと思いました。
調べてみると、1947年の今日、「教育基本法」と「学校教育法」が公布されたそうです。そして、翌日4月1日から施行されて、小学校6年・中学校3年・高等学校3年・大学4年という「6・3・3・4制」が始まったそうです。この制度が始まって、明日で77年を迎えるということになります。
このシステムは、77年経っても変わらずです。
学習指導要領は、10年おきに改訂されます。
時代の変化が年々速くなっているので、10年では追いつかないと思っています。教科書は、4年毎に改訂されます。丁度、2024年度は小学校の教科書が、改訂されます。学習指導要領は、改訂されていないので、マイナーチェンジですが、見ていると、マイナーとは言えないような改訂がかかっているように思えます。
「例年通り」が通用しないようになっている。
それでも、例年通りをしたがる人もいる。
この乖離が、年々大きくなっている。
僕たち教師は、自分自身の学びから逃げることなく毎年アップデートする。これを義務とか強制ではなく、自分の生き方として楽しめるかどうかを問われているように思います。
春休みに、教師を目指している学生と話をする機会が何度かありました。意地悪な僕は、そんな彼らに問いました。
「先生になって何がしたいの?」
これだけ採用試験の倍率が低下していて、教師のブラック労働が報道されているのに、教師になりたいという学生。そんな彼らも先生になってしたいことを問われると、特にないそうです。先生になることが目的であって、その先はイメージしていないようでした。そもそも、そんな事を問われることがないですよね。意地悪な質問をしてしまいました。
学校のシステムは、77年経っても大きく変わることがありません。それでいいのでしょうか。
「学校とはこうである。」
そのイメージにとらわれすぎているように思います。それは、「教師はこうである。」というものも同じです。そろそろ、型を破っていく時期にきているように思います。
僕は、個性や自由ではみ出していく教師として、新しい学校を模索していきます。教育って、教師や保護者だけでなく、地域にいる大人が関わるものなので、無関係な人なんていないのです。それぞれお住まいの地域で、一緒に教育を考えていけるようにしましょう。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。